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ブッパー・クナーウット医師

2006年3月8日(水) 18時26分(タイ時間)
 東部チャンタブリ県出身。6人兄弟の長女として商家に生まれる。中学・高校を名門アサンプション校で過ごした後、医学の殿堂マヒドン大学へ進学。1994年から医師としてプラポック・クラオ・チャンタブリ病院、シリラート病院に勤務。2002年からバンコク・パタヤ病院内科へ。現在はラマティボディー病院の医師である夫と娘の3人暮らし。年内に第二子を出産予定。


——腎不全を引き起こす原因は?

 腎臓が機能しなくなる(老廃物を排出できなくなる)のが腎不全です。原因として最も多いのは、もともと糖尿病や腎炎に罹っていたこと、高血圧などです。日常的な塩分の過剰摂取が腎不全を引き起こすと考えている人が多いようですが、これは腎不全の直接的な原因ではありません。高血圧や糖尿病、腎不全の患者は塩分を制限しなければなりませんが。


——腎不全の発見方法について

 初期では自覚症状がほとんど表れないため、検査なしには早期発見しにくい病気です。また、発病する年齢も様々です。腎臓が正常に働かなくなると老廃物が排泄されなくなり、まず尿中や血液中の成分に変化が表れます。ですから定期的な健康診断(尿検査と血液検査)が鍵となります。また尿の異常、顔色、体力・食欲の減退など、腎臓機能の異常を知らせるサインに日頃から敏感になることも大切です。慢性腎不全でも、早期発見と適切な治療で病気の進行を遅らせることができるからです。

 糖尿病や高血圧症の患者は腎臓機能に問題が生じやすいため、当院ではこれらの患者の腎臓検査を定期的に行っています。


——生命への危険性は?

 腎不全は死に直接つながる病気ではありません。急性腎不全であれば、適切な治療のもとで腎臓は正常な機能を取り戻すことができます。ただし恐ろしいのは尿毒症や合併症です。死亡した腎不全患者のほとんどが合併症を引き起こしています。医師の治療方針を理解し、患者自身も積極的に病気と向き合う姿勢をとらなければ、最悪の事態を招いてしまう病気なのです。


——バンコク・パタヤ病院での治療について

 末期の慢性腎不全患者は腎臓機能が著しく低下しているので、人工透析を週に2〜3回(1回につき約4時間)行います。当院の透析センターには現在9台の透析装置(ヨーロッパ製と日本製)があり、医師2人と看護師7人が常駐しています。ここでは急性腎不全の患者も一時的に透析を行います。透析に訪れる患者のうち、3分の1が外国人ですが、当院のサービスを気に入って、わざわざ外国から透析にやってくる人もいます。パタヤはリゾート地なので、休暇を楽しみながら透析も受けられる、というのも人気のようです。パタヤで透析を受けられるのは当院だけです。

 慢性腎不全の治療法の一つに腎移植がありますが、当院では行っていません。移植を希望する患者には、適切な病院を紹介しています。

人工透析センター:7時半〜19時(日曜日は午前のみ)
電話:038-259-999 内線81
Eメール: bubhak@bgh.co.thまたは bangkokpattaya8@hotmail.com
《newsclip》