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モンティエン・シリスントーンラック医師 (44)

2006年4月4日(火) 17時09分(タイ時間)
 東部チョンブリ県生まれ。5人兄弟の第三子として商家に生まれる。チェンマイ大学医学部、ソンクラーナカリン大学整形外科で学ぶ。マヒドン大学付属ラマティボディー病院、チョンブリ中央病院を経て、2005年4月からパヤタイ・シーラーチャー病院に勤務。家族はクリニックを経営する耳鼻咽喉科医の妻と3人の娘がいる。


—国立病院から私立病院へ

 私立病院に移って整形外科専門の経験を積みたいと思っていたところ、現在の病院から誘いがありました。私立病院なら自分の子供の面倒を見る時間も持てますから。国立病院に勤務していた頃は仕事が忙しくて、家庭を顧みる時間がほとんどなかったのです。家族で医者になったのは私だけです。父の弟も医者ですが、私の兄弟は皆自分で事業を興しています。


—パヤタイ・シーラーチャー病院整形外科について

 パヤタイ・シーラーチャー病院整形外科には10年以上のキャリアを持つ専門医師が常駐し、一般的な治療をはじめ人工股関節(Total Hip Replacement)や人工膝関節を用いた人工関節置換術、関節形成手術、関節固定術、脊髄手術まで関節治療全般を行っています。手術時間は人工関節置換術で約2時間、術後は約5日間の入院が必要です。脊髄手術のような大手術には2人の医師を中心としたチームで臨みます。将来的に変形性膝関節症を招く恐れがあるO脚は、子供のうちから手術で骨の歪みを直します。


—人工関節について

 人工関節の寿命は膝関節、股関節ともに約15年。これまでで最も困難だった手術は、膝関節がひどく損傷し、骨が変形してしまった患者のケースです。歩行も困難になっていましたが、関節形成と人工膝関節置換術で再び歩けるようになりました。人工関節の手術には特別な手術器具が必要で、当院ではアメリカのジンマー社(Zimmer)製とジョンソン&ジョンソン社(Johnson & Johnson)製の器具を使用しています。


—治療費について

 人工関節置換術は輸入品の機材などにコストがかかるため治療費も安くありません。そこで当院ではパッケージ料金(手術費・薬代・入院費その他含む)を設定しました。人工関節置換術は約20万バーツです。バンコクの病院では約30万バーツかかります。膝関節形成手術は約10万バーツ。脊髄手術、内視鏡手術も同様にパッケージ料金を設定しています。最後まで治療費の合計がわからないより先に設定されていた方が、患者の負担も軽いと思います。


—人工関節置換術の必要性は

 全ての関節炎患者に人工関節が必要なわけではありません。内視鏡検査で症状の進行具合をチェックし、的確な治療を施します。関節炎は50歳以上のほとんどの人に発症します。膝の痛みや、立つ・座るといった動作が困難に感じてきたら医者に相談してください。初期の軽い状態なら薬の処方や、日常生活においてアドバイスするだけで済むこともあります。


—ありがとうございました
《newsclip》