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エカラット・エンジニアリング(配電変圧器、太陽電池)

2006年4月8日(土) 15時36分(タイ時間)
 エカラット・エンジニアリングは1981年設立で、1万−2万kVA(キロボルトアンペア)の配電変圧器の製造を行っている。当初は従業員20人の町工場だったが、現在は600人を雇用、年間生産能力は200万kVA。メンテナンスや電気システムの整備も請け負っている。

 2005年の業績は売上高が前年比23.5%増の15億200万バーツ、最終利益が同41.3%増の1億7200万バーツ。今年第1四半期にタイ証券取引所(SET)に上場する予定だったが、政局の混乱で第2四半期以降にずれ込む見通しだ。

 2004年に太陽電池モジュール(ソーラー・パネル)の製造子会社エカラット・ソーラー(Ekarat Solar Co.,Ltd.)を設立し、太陽光発電事業に参入した。モジュール(規格パッケージ)に100%輸入品の太陽電池セルを組み込み、ドイツをはじめとする欧州各国に輸出している。

 国内で太陽電池セルの需要が高まってきたため、太陽電池セルの自社生産も始める。現在、15億バーツを投じ太陽電池セルの製造工場を東部ラヨン県アマタシティー工業団地に建設中。敷地面積2万4000平方メートルで、07年稼動の予定だ。製造機械は独Centrotherm製を使用する。

 新工場では多結晶シリコンの太陽電池セルを製造する。年間生産能力は25MW(メガワット)。初年度は50%の12.5MWで売り上げ14億バーツを目指す。需要に応じて、将来的には50MWまで製造可能になる。製品の50%は自社のモジュール組み立て生産用に充て、残る50%を中国、台湾、インド、欧州などに輸出する。Centrothermは欧州やアジアの生産能力10−150MW級の工場を顧客に持つ。これまでエカラット・ソーラーが太陽電池セルを輸入していたBPソーラーもCentrothermの製品を使っている。

 太陽光発電事業への参入のきっかけとなったのは1997年の経済危機だ。変圧器事業が影響を受け、99年の売り上げは96年の30%にまで落ち込んだ。そこで、変圧器メーカーとしてのキャリアが活用できる分野での新規事業を検討し、イギリスにいる後輩の提案で太陽電池モジュールの製造に乗り出すことにした。太陽光から作り出した電流を調整しバッテリに充電するソーラー・システムには変圧器の知識が生かせる。私は早速、株主総会に持ち込み、2000年に新規事業として承認された。

Ekarat Engineering Public Co.,Ltd.
ウィワット・センティアン社長 Mr. Wiwat Sangtian (Ph.D)
《newsclip》