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キングモンクット工科大学ラークラバン校

2006年4月12日(水) 22時04分(タイ時間)

ニュースクリップ28号(2003年12月25日号)掲載
King Mongkut's Institute of Technology Ladkrabang

 キングモンクット工科大学ラークラバン校(KMITL)はタイ屈指の理系大学だ。特に工学部は有名で、チュラロンコン大学に次ぐレベル。設立時から日本が技術協力を続け、タイにおける日本の援助の成功例としても知られる。

 KMITLの前身、ノンタブリ電気通信訓練センターは1960年、科学技術の教育・研究開発を目的に設立された。後に大学に昇格し、71年にトンブリ・テクニカルカレッジ、ノースバンコク・テクニカルカレッジの2校と合併、キングモンクット工科大学となった。72年にキャンパスを中部ノンタブリ県から都内のラークラバン区に移転し、1985年に総合大学に昇格した。

 大学のタイ語名称「プラジョームグラーウ・ジャオクンタハーン・ラークラバン」は、ラマ4世の名前であるプラジョームグラーウと、キャンパスの用地を提供したリアム・プロットピタヤパヤットの父であるジャオプラヤー・スラウォン・ワイヤワット(ウォン・ブンナーク)の通称に由来する。大学のシンボルはラマ4世の紋章、大学のシンボルカラーもラマ4世にちなんで橙色だ。

 日本政府はノンタブリ電気通信訓練センターの設立当時から技術協力を行い、以降40年以上にわたり支援を続けてきた。現在も交流は活発で、日本留学経験がある教授が多数いるほか、国際協力機構(JICA)などから様々な支援が行われている。

 ラークラバンへ移転した当初は工学部と建築学部のわずか2学部しかなかったが、160ヘクタールの広さを誇るキャンパスには現在、工学部、建築学部、農業技術部、産業教育学部、理学部、情報技術学部、大学院学部、農産学部の全8学部120学科があり、約1万2,000人の学生が学んでいる。チュムポン県とラヨン県にもキャンパスがある。

 アットホームな雰囲気で、学生たちはとても親しみやすい。理系の大学ということもあってまじめ。日本語学科など語学系の学科がある産業教育学部では女子学生も多く在籍しているが、大学全体から見れば男子学生が多い。工学部を例にとると、1クラス70人中約60人が男子学生だ。

 日本の大学との交流も盛んで、東京工業大学は2002年から国際衛星通信システムを使った遠隔教育プロジェクトを開始し、大学院講義配信を行っている。

 東海大学は電気通信訓練センター時代から協力支援を行い、大学昇格に大きく貢献した。現在も関係は密接で、11月7日には、KMITL内に東海大の事務所が設置された。東海大は同事務所を通じ、タイをはじめとするアジア諸国から留学生を募集する方針という。


* 教授から一言
「学生の印象はのんびり、おっとり」「理系中心なので全体的にとてもまじめ」「日本との交流が盛ん。日本語を話す先生も多い」

* 学生から一言
「広すぎて暑い」「スーパーコンピュータがある」「タイで最先端の技術が導入されている。大学の科目登録もコンピュータで簡単にできる」「他の大学生よりも真面目だと思う。学校周辺に遊ぶところがほとんどないので、勉強以外にすることがないから」

電話:027373000
ウェブサイト:http://www.kmitl.ac.th/

理系の名門、日本の大学と交流活発
《newsclip》