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商業銀行大手カシコンバンク

2006年5月4日(木) 16時51分(タイ時間)
日系企業顧客のタイでのメインバンクに

ジャパンデスク設置で日系企業向けサービスに注力

——カシコンバンクの規模は?
 商業銀行3位で、従業員数1万300人、国内店舗数、ATM(現金自動支払い機)は2006年末までにそれぞれ555店、3331台まで拡張の予定です。この3位というのは貸出残高をベースとしており、昨年実績で前年比2.6%増の6211億バーツ。資産総額では4位となりますが、商銀は貸出残高という実績で評価がなされます。当行はまた、証券業務、資産管理、売掛債権買取業務などの専門子会社5社を傘下に置き、カシコンバンク・グループを形成しています。

——経済見通しについて
 今年の経済成長率は4−4.5%で、昨年の4.5%から横ばいと予測しています。原油高、金利上昇、メガプロジェクトの停滞が主な理由です。政府主導のメガプロジェクトは、景気後押しの効果が期待されていましたが、始動の延期を余儀なくされました。新政権が継続を表明したとしても、1−2年の遅れは否めないでしょう。一方、輸出は今年、前年比15—20%の伸びを期待できそうです。

——日系企業のタイ進出について
 もちろん歓迎しています。今月は反政府運動が起こって下院が解散総選挙となったものの、タイは政治がいたって安定しています。反政府運動でさえ、国民参加型で平和裏に行われたことは、タイの政治が進歩した証だと思っています。日系企業から見たタイは、魅力的な労働力、完備されたインフラなど、投資先としての評価は高いのではないでしょうか。今後もさらなる進出を期待しております。

——カシコンバンクの日系企業顧客への取り組みは?
 ジャパンデスク設置で日系企業向けサービスに注力しています。日本人スタッフ、日本語堪能なタイ人スタッフが窓口となり、日本の政府機関との折衝や各銀行との提携業務、タイ進出の企業さまへのサービスに当たっております。日本との関係を深めるため、当行と業務提携していた第一勧業銀行の駐在員事務所所長(当時)と、カシット・ピロム前駐米・元駐日大使をアドバイザーとして迎え入れています。さらには、バントゥン・ランサム最高経営責任者(CEO)が、年に3−4回は日本に出張するなど、日本との関係作りに積極的です。

日本のメインバンクのタイ支店に
——どのようなサービスを提供していますか?
 日系企業の皆様は、当然のことながら日本の銀行をメインバンクとされています。当行は、そのメインバンクという地位を目指しているわけではありません。我々は、日系企業の皆様がタイ国内でご利用いただく地場銀行の中でのトップを目指しております。すなわち、日系企業顧客の「タイでのメインバンク」という位置付けを目標としています。そのため、日本の地方銀行と提携し、その銀行をメインバンクとされているタイ進出企業の皆様に対して、各種金融サポートをご提供させていただきます。

——どのようなメリットがありますか?
 最寄りの当行本支店からタイバーツ建てでの資金調達が可能となります。そのメインバンクである地方銀行が当行と提携していれば、お客様自身が当行とのお取り引きがなくとも、ご融資が可能になります。タイ国内での資金調達ですので、為替のリスクヘッジにもなります。そして、ジャパンデスクを利用することにより、日本語で不安なくやり取りができます。

——カシコンバンクの今後について
 これからも顧客のニーズに合ったサービスを提供していきます。カシコンバンク一行だけではなく、カシコンバンク・グループとして、銀行業務あり、証券業務あり、資産管理業務ありと、トータルソルーションとして提案できる体制を整えていきます。
——ありがとうございました

カシコンバンク・グループ
* カシコン・リサーチセンター:マクロ経済など各種調査
* カシコン・セキュリティーズ:証券業務
* カシコン・アセットマネジメント:プロビデントファンドなどの資産管理
* カシコン・ファクタリング:売掛債権買取業務
* カシコン・リーシング各種設備のリース業

KASIKORNBANK 
住所:1 Soi. Kasikornthai Ratburana Road Bangkok 10140
電話: 0-2470-2062 ジャパンデスク
ファクス:0-2470-2099
Eメール:toshiyuki.k@kasikornbank.com
ウェブサイト:www.kasikornbank.com, www.kasikornbankgroup.com
(現在、日本語ウェブサイトも構築中。2006年度中旬までにアップ予定)
《newsclip》