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ベトナム新指導部、南部出身者が躍進

2006年6月28日(水) 09時33分(タイ時間)
【ベトナム】ベトナム国会は27日までに、首相にグエン・タン・ズン第1副首相(56)、大統領にホーチミン市党委員会書記のグエン・ミン・チェット氏(63)を選出し、新指導部が発足した。最高指導者のノン・ドク・マイン共産党書記長(65)とトロイカ体制を組み、改革開放政策「ドイモイ(刷新)」の加速や汚職撲滅に取り組む。

 新指導部人事で注目されるのは、同国の経済成長をけん引する南部出身者の躍進だ。従来の指導部人事は書記長が北部出身、大統領が中部出身、首相が南部出身という暗黙のポスト配分原則があった。これに対し、新指導部の顔ぶれを見ると、ズン首相はカマウ省、チェット大統領はビンズオン省と、いずれも南部出身だ。2人は経済開放に積極的な改革派で、今後市場経済への移行が加速化するとみられる。

 ズン首相は中銀総裁、党経済委員長などを経て、40代の若さで97年に第1副首相に就任。ファン・バン・カイ前首相を支えてきた。ベトナムを代表する若手指導者で、金融健全化など国有企業改革で辣腕を振るった。将来のトップ候補としての呼び声も高い。

 チェット大統領は、2000年にホーチミン市党委書記に就任後、マフィアのドン、チュオン・ヴァン・カム(通称ナムカム)の逮捕など汚職犯罪の撲滅に尽力し、クリーンなイメージで国民の支持を集めている。
《newsclip》