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工業団地大手ヘマラート

2006年6月29日(木) 16時51分(タイ時間)
——工業団地開発の経緯について
 25年もの前、政府がタイ東部臨海地域(イースタンシーボード)の工業化という政策を打ち出したことにより、東部チョンブリ、ラヨン両県が一躍注目されるようになりました。その政府主導の一大事業に一役買うべく、1989年に最初の工業団地「ヘマラート・チョンブリ工業団地」を開発しました。場所はチョンブリ県シラチャー郡、タイ製品の輸出拠点となるレムチャバン深海港から25キロの地点です。

——以後の開発は
 2カ所目は、ラヨン県マプタプット深海港の隣接地を確保し、「ヘマラート・イースタン工業団地」を開発しました。同港はタイ湾沖で採掘される天然ガスが引き上げられることから、重化学工業の中心地という役割を担っています。その後、レムチャバン港に近接する国道331号線沿いに「イースタンシーボード工業団地ラヨン」を開発しました。工業団地開発としては、東部臨海工業地帯で先駆け的な存在です。

——御社団地は現在6カ所ありますが?
 イースタンシーボード工業団地に隣接するタイ・シンガポール21工業団地を買収し、「ヘマラート・イースタンシーボード工業団地」としました。さらに王室系素材大手サイアム・セメントの子会社であるSIL Co., Ltd.に資本参加したことにより、「ラヨン工業団地(RIL)」と中部サラブリ県の「サラブリ工業団地(SIL)」の管理・運営を行っております。全6 カ所のうち5カ所は「マプタプット港から資源を得て、内陸(国道3191号線・331号線沿い)で製造、レムチャバン港から輸出する」というタイ製造業の動脈に位置します。

——開発当初の入居工場は?
 へマラート・チョンブリ工業団地の場合、レムチャバン港に近いことから、コンテナで輸出しやすい電子機器部品のメーカーや建設資材メーカーに、いち早く入居していただきました。へマラート・イースタン工業団地はマプタプット港が重化学工業の中心地ということで、化学メーカーが主です。

——イースタンシーボード工業団地ラヨンは自動車製造拠点の代名詞のような存在ですが?
 同団地開発のきっかけは、投資委員会(BOI)がそれまでのタイ東部一帯に対する投資恩典を、1993年にチョンブリ県をゾーン2に、ラヨン県をゾーン 3に分けたことです。利便性の高い物流ルートを確保しつつ、ゾーン3としての最大の恩典を引き出すため、ラヨン県内のチョンブリ県との県境の土地を確保しました。タイ東部一帯に自動車関連メーカーが集まり、「東洋のデトロイト」としての発展が期待され始めた95年初頭でした。米自動車メーカーのフォードが東南アジアの製造拠点としてタイを選び、同団地が誘致に成功したことにより、自動車産業が勢いづきました。

——東部臨海工業地帯の今後をどう予測しますか?
 タイの自動車生産台数の目標は、2010年までに年間200万台といわれています。東南アジアの自動車製造拠点としての地位は、揺るぐことはないでしょう。弊社団地の入居企業の投資だけでも、SILを含め、総額4000億バーツに達しています。自動車関連以外では、韓国メーカーに代表されるような電化製品・電子機器メーカーがさらに力を付けていくでしょう。

——コンドミニアム市場にも参入していますが?
 97年に発生した経済危機の教訓として、収入源を一業種に限定せず、多角経営に乗り出しています。工業団地の土地販売にとどまらず、賃貸工場事業や、ベルギーのトラクトベルとの合弁で発電事業を展開。コンドミニアム事業としては、都内チッロム通りに「The Park Chitlom」を開発中です。

——今年の事業、売り上げ目標について
 ヘマラート・イースタンシーボード工業団地の2000ライ(1ライ=1600平方キロメートル)を整備します。売り上げに関しては、全工業団地の合計で1000ライの販売を目標としています。また、The Park Chitlomが年末に完工の予定です。

——ありがとうございました

Hemaraj Land and Development Public Company Limited
Mr. Vivat Jiratikarnsakul (Executive Vice President)

住所:18th Floor, UM Tower 9 Ramkhamhaeng Road, Suanluang, Bangkok 10250
電話:0-2719-9555, 0-2719-9559
ファクス:0-2719-9546〜7
ウェブサイト:www.hemaraj.com
《newsclip》