RSS

ソムサック・サウェートラタナ医師

2006年7月7日(金) 22時59分(タイ時間)
 1964年生まれ、バンコク出身。チュラロンコン大学の耳鼻咽喉科と家庭医療の修士課程卒業。国立ソムデット・プラボロム・ラチャテウィー病院を経て2005年からパヤタイ・シーラーチャー総合病院に勤務。


—医学の道に進んだ理由

 学生時代は勉強・スポーツともに励み、大学ではバドミントンの選手でした。医学部に進んだのは、当時の風潮で医学部か工学部に進むのが優秀な学生の証明だったからです。耳鼻咽喉科を選択した理由は、大学の付属病院に丁度空きがあり、耳鼻科なら急患も滅多に来ないと思ったからです。しかし一般外来だけで大変な忙しさでした。30バーツ医療制度の指定病院だったため毎日が満員御礼、1人1人に十分な時間をかけることもできない状態でした。医療ミスが発生することを恐れた私は、余裕を持って診療に臨める私立病院に移ることにしました。


—国立と私立の違い

 国立病院の場合、新しい機器を導入するまで非常に時間がかかります。それが必要に迫られている場合も同様です。しかし私立ではそんなに時間がかかりません。また給料の面でも、国立と私立では10倍もの差があります。


—治療の困難だった症状は

 耳鼻咽喉科で最も恐ろしい病気は口腔がんと喉頭がんで、主な原因は過度の喫煙や飲酒です。口腔ガンには舌がん、口腔底がん、歯肉がん、頬粘膜がん、硬口蓋がんなどがあり、喉頭がんには声門がん、声門上がん、声門下がんがあります。私が担当した患者で最も困難だったのは声門上がんを患っていた日本人患者です。痛むのどを2カ月も放置しておいたのでリンパ節に転移しており、声を失い嚥(えん)下することもできなくなる可能性がありました。手術は6時間半を要しましたが、経過は良好。1カ月経った現在は放射線治療を行っています。


—パヤタイ・シーラーチャー総合病院耳鼻咽喉科について

 ベテラン医師が最新の医療設備とチーム医療体制のもとに診療に当たっています。常勤と非常勤の医師がそれぞれ2人ずつおり、診療時間は平日朝8時から夜8時まで、土曜日は朝9時から12時、日曜日は午後1時から午後4時までです。

 今年1月から5月までに私が診察した患者数は約2500人、そのうち外国人患者は約120人で日本人が半数以上を占めています。シラチャーで働く会社員とその家族が多いようです。日本人は礼儀正しく医師の指示によく従う模範的な患者ですが、一般的にタバコやアルコールを過剰に摂取する傾向があります。口腔内や鼻、のどに異常を感じたら早めに医師に相談することをお勧めします。


—ありがとうございました

Phyathai Sriracha General Hospital
住所:90 Srirachanakorn 3 Rd., Sriracha, Chonburi 20110
電話:0-3877-0200~8
Eメール:sawetratanastien@yahoo.com
《newsclip》