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マハティール氏が返り咲き画策?=元副首相が分析

2006年7月19日(水) 13時03分(タイ時間)
【マレーシア】マレーシアのアンワル元副首相はこのほど、マハティール前首相が後任のアブドラ首相の批判を続けていることについて、インターネットメディア「マレーシア・キニ」の取材に応じ、「マハティール氏が返り咲きを狙っている可能性がある」と述べた。

 アンワル元副首相は、マハティール政権下の政争に敗れ更迭された後、職権乱用と性的不品行の罪などで逮捕・起訴されたが、04年に無罪判決を受け、釈放された経歴を持つ。

 アンワル元副首相は、マハティール氏が自身の影響力を保持するため、自身の直系であるナジブ副首相が次期首相になることを望んでいると見る。同副首相は「マハティール氏は『マレー人にとって現政権は安心できる存在ではない。現政権は国家利益をシンガポールなど外国に売っている』などと批判している。これは華人を脅威とみる民族意識が込められた発言だ」と分析。そのうえで、「言外の意味は、強い指導者のもと国益を守ることが必要だという考え方で、強い指導者とはナジブ氏のことだ」と付け加えた。

 アンワル元副首相は、アブドラ政権が崩壊するような事態に至る可能性は低いとしながらも、「マハティール氏には、与党幹部や一般層にも広く支持者がおり、今後も数カ月は首相批判を続けるだけの力がある」と指摘した。
《newsclip》