RSS

#4バンコクから一番近い海 アンシラ(その4:台風の中にボラを釣る)

2006年7月19日(水) 15時36分(タイ時間)
御当地の高級魚、ボラを釣りに行きます。
イワシとアジは向こうから掛かってきますが、ボラは少しは頭を使わねばなりませんから挑戦しがいがあると言うものです。

ボラは、日本ではいわゆる出世魚で、大きさで名前が変わります。
シャム湾で泳いでいるのは体長約15cmから25cmくらいの大きさで、それはボラとは呼ばない、という人が居るかも知れませんが、内の田舎ではボラです。

ボラはタイ語では、プラー・クラボーと呼ばれ、クラボーとは銃身とか筒と言う意味で、魚の形から来ています。
どのくらい高級魚かと言うと、海岸沿いの市場でキロ100から150バーツで売っている事から分かります。この価格は、タイの一般的な高級魚、まながつおのプラー・チャラメットや、タイのすずきのプラー・クラポンと、同等か一寸安い程度です。

そういう訳で、ボラを狙って、今月は毎週続けて3回アンシラに行きましたが、結論から言うと、全く釣れませんでした。

先ずは、7月の2日の日曜日、夕食を食べて一段落してから車で出掛けました。丁度夜の10時過ぎが満潮ですので、友人が日本から買って来てくれたナショナルのリチウム電気浮きで、挑戦です。
竿は、短い投げ釣りの竿に小さいリール。餌は海老の小さい切り身。浮き下は1m50cmくらい。

しかし、アンシラに着いて見ると、海は風がビュービュー、まるで台風です。
折角来たのに、このまま帰るのもしゃくなので、竿を出しましたが、海面は波が激しく、周りにも誰もおらず、如何にも自分が間抜けに思えて来たので、10分で諦めました。
次ぎはその一週間後、7月9日の日曜日。
同じく、夕食後に同じ仕掛けで挑戦。
別に、夜釣りが好きな訳ではないのですが、昼間は週末も仕事があり、釣りにも中々出掛けられないだけです。
しかし、この日も海は荒れ模様で、30分で終了。
ともかく、シャム湾のこの時期は、大抵この様な空模様なのです。分かっていて行くのです。

そして3回目の挑戦、今度は早朝です。
7月15日の早朝。この日は小潮ですが、満潮が朝の7時半頃。夜明けの6時頃から釣り始めれば丁度の潮周りです。釣り好きの居酒屋の親父も誘いました。居酒屋の営業を1時に終わって、それから家に帰って寝るともう起きないと店で仮眠してから、バンコクを5時の出発です。
居酒屋ですから、釣りの餌になる材料は店に豊富にあります。この日は、刺身色々、ほたるいか、小海老を持参してくれました。
でも、アンシラに着いて見ると、やはり天気晴朗なれども波高し。強い風も沖から此方に吹いています。


到着して6時一寸前に夜が明ける頃までは、我々以外には誰も居ませんでしたが、土曜日とあって、申し合わせたように続々と釣り人が現れ、7時にはもうぎっしりです。

タイの釣り師の辞書には、遠慮という単語がありませんから、端っこに逃れた私はともかく、最初から正面に位置していた居酒屋親父は、毎回毎回まわりのタイの友人と糸が祭って腐っています。
南から北に潮が動いて入るわけですので、北側の隣人が真っ直ぐ投げれば糸も交差します。でも、ここはタイですから、誰も固い事はいいません。


夜が明けて太陽が昇っても、風は弱まらず、波は激しく岸に打ちつけています。
どうも、日頃の行いの良くないのが混じって入るみたいです。



結局、11時まで居ました。
この日の成果は、キスが6匹、アジが1匹、かさごの赤ちゃんみたいなのが1匹、そして餌よりも小さい雑魚が3匹。これが2人でバケツに入れた魚の全てです。
ボラはいませんでした。

相変わらずのアンシラ特産、大きなエイが隣のおじさんに掛っていました。
《newsclip》