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中堅指揮官を大量異動、「クーデター阻止」の報道も

2006年7月20日(木) 13時46分(タイ時間)
【タイ】ソンティ陸軍司令官が19日、陸軍中堅指揮官クラスの大規模な臨時人事異動を発表した。国営テレビ局チャンネル9は20日昼のニュースで、「クーデターを阻止する動きとみられる。タクシン首相の士官候補生学校同期である10期生内部の抗争も鮮明になってきた」と報じた。

 人事異動の対象となった佐官クラスの多くは、首都圏の実戦部隊を指揮する10期生の将官の指揮下から、地方に移された。こうした動きには、首相派に属さない10期生将官の意向もあったとみられる。

 タクシン首相はこの件について20日、「何も知らない。特別なことは何もない」とコメントしたが、顔つきはこわばっていた。

 首相は6月末、「憲法の外にいるカリスマ的な人物が騒乱を起こそうとしている」と発言、この「人物」がプミポン国王の側近であるプレム枢密院議長(元首相、元陸軍司令官)を指しているという見方が強まり、波紋を呼んだ。

 プレム議長は7月14日、ジュラジョームクラーオ士官学校で特別講義を行い、軍を馬、政府を騎手、馬主を国家・国王に例え、軍人としての忠誠心は国王に向けられるべきと訓示。85歳という高齢の議長が現役時代の軍服に身を包んで現れたほか、与党・愛国党顧問のチャワリット元首相(元陸軍司令官)、スラユット枢密顧問(元陸軍司令官)、ウード元国防省次官、ソンティ陸軍司令官らが随行し、大きな話題となった。
《newsclip》