RSS

Apollo (Thailand) Co., Ltd.

2006年7月22日(土) 01時47分(タイ時間)
あらゆるニーズに応え、400品目以上を製販

——御社設立の経緯について
 弊社は、出光の潤滑油製品の販売代理店として1969年に設立されました。出光製品を取り扱う初の海外販社で、当時は地場企業への自動車関連潤滑油の販売がメインでした。出光の潤滑油販売の歴史は古く、満州鉄道の車軸油にまで遡ります。潤滑油事業はグループ内でも位置付けが高く、現在は世界4拠点体制を構築、13カ国に販売拠点を設け、計42カ国に販売しております。

——会社規模は?
 現調化への対応とコスト競争力強化のため、89年に出光が出資。翌90年、バンコク北隣パトゥムタニ県に潤滑油のブレンド工場を設立しました。その後も順調に販売を伸ばしたことから生産能力が不足、さらにお客様の需要の高度化に対応するため2005年3月、チョンブリ県アマタ・ナコーン工業団地に最新鋭の設備を導入した新工場を設立。工場の移転のみならず、事務所もバンコクから移して製販一体化を実現しました。従業員は300人です。

——関連会社のIdemitsu Lube Thailandは?
 アマタ・ナコーンへの拠点移転と同時期に、出光グループ100%出資で設立されました。分析・研究開発・アセアン域内グループの品管監査を担っており、アセアンにおける世界同一品質を一早く提供する体制を確立しております。

——業務内容について
 各種潤滑油の製造・販売です。年間約4万キロリットルを販売しております。商品ラインナップは幅広く、エンジンオイルやAT(自動変速装置)に使われるATフルード(ATF)などの自動車用オイル、工場の機械に使われる工業用オイル、タイヤなどゴムの原材料の一部として使われるプロセスオイルおよびその他グリースの3つに大きく分けられます。品目で見ると、自動車用50品目、工業用350品目、プロセスオイルその他20品目となります。

——市場について
 タイの市場規模は日本の5分の1から6分の1と見積もっています。規模としてはまだまだ小さいのですが、GDP(国内総生産)の伸びに比例し、需要は堅調に伸びています。需要構成は7割以上が自動車用オイルで、中でもオートバイ向けのエンジンオイルがメインです。日本や欧米諸国に比べると、ローグレード・ローコストが目立ちますが、一方で環境を切り口とした高機能商品も出始めています。

——御社製品の特徴は?
 出光は世界に誇る技術を有した「No.1商品」を数多く揃えております。カーエアコンに使われる冷凍機油などは、出光の特殊な合成油が採用され、世界で約7割のシェアを誇ります。また、「環境にやさしい高機能な商品の開発、販売、提案」が、グループのポリシーです。例えば塩素系の含有は環境に大きな負荷をかけるとして有害視されていますが、出光は他社に先駆けて塩素系物質に頼らない商品を開発、販売方針も塩素系金属加工油の全廃を打ち出しています。日本での全廃達成を受け、タイでも昨年全廃を成し遂げました。

——サービスなど
 製品の販売のみならず、アフターサービスにも力を入れており、お客様向けに潤滑油のセミナーを実施したり、使用した油の分析を自前の試験室で実施し、その結果を基にお客様にさまざまな提案をさせていただいたりなどしております。工場でのオイル交換、機械の清掃なども、弊社専門のサービスチームで請け負い、最近では写真入りの作業報告書などを提出、お客様から保全活動に役立つといった評価をいただいております。

——顧客について
 約1500社です。お得意先は主に日系企業ですが、最近ではタイ地場企業様にも、出光の商品技術、品質レベルの高さ、潤滑管理ノウハウを評価していただいており、着実に取り引きを増やしております。石油製品である潤滑油は、昨今の原油高の影響を直に受けております。お客様は今まで以上にコストダウンに敏感になっており、そのニーズに対応して信頼を勝ち取るため、潤滑油によるVA(価値分析)提案に注力しております。

——潤滑油によるVA提案とは?
 例えばより高機能な商品を提案することにより、表面単価はアップしても、生産性が改善されることによってトータルなコストダウンを見込み、その金額を試算、提示することです。お客様の機械の稼動条件を調べ、現使用のオイルをオーバークオリティと見極めた場合、よりコストパフォーマンスが高い商品をご提案することもあります。

——事業拡張など今後について
 昨年新工場を設立したばかりなので、当面は設備投資の計画はありません。生産を年産能力の5万キロリットルまで伸ばし、ソフト面をさらに充実させていく所存です。国際標準規格のISO9001に加え、今年はISO14001を取得しました。「潤滑油は機械の血液」です。社内の品管体制をより強化させ、さらなる顧客満足の向上に取り組んでいきたいと思っております。

——目標など
 潤滑油の原材料がまだまだ高騰しているため、販売環境は決して楽ではありませんが、タイ国内での販売シェアを、2003年時点の弊社推定7%から2008年までに10%以上に持っていきたいと思っております。販売シェアが全てでありませんが、石油メジャーと同じ゛力を持つ一流の潤滑油メーカーとなるには、最低でも10%以上の確保が必要です。

——ありがとうございました

Apollo (Thailand) Co., Ltd.
中西 正幸 氏 (President)
住所:Amatanakorn Industrial Estate (Phase 6) 700/623 Moo 4, Bankao, Panthong, Chonburi 20160
電話:0-3845-6900 ファクス:0-3821-0099
Eメール:japan@apollothai.com
ウェブサイト:www.idemitsu.co.jp, www.apollothai.com
《newsclip》