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新空港、初フライトに試乗

2006年7月30日(日) 15時30分(タイ時間)
【タイ】29日、新バンコク国際空港(スワンナプーム空港)の初の商業フライトに試乗した。

 同日はタイの航空会社6社による22便がスワンナプームに離発着した。変わったところでは、この日のみの特別ルート「スワンナプーム−ドンムアン」「スワンナプーム−スワンナプーム」といったバンコク遊覧飛行があり、国王在位60周年を記念し、下3ケタが“999”になる特別価格で販売された。

 手配をしたのは2週間ほど前の7月中旬。TGのオフィスに電話で予約したが、この時点で既にプーケット行き以外の空席は無かった(TGはほかにスワンナプーム−ドンムアン、チェンマイ路線を運航)。結局、13時29分発TG2772を利用する、ホテル、送迎の含まれた「ロイヤルオーキッドホリデイ」のパッケージ3999バーツ(一人参加だったので600バーツ追加)を選んだ。通常、TG利用では航空保険料、燃料サーチャージを加算すると6500バーツ程度かかるので非常に割安感がある(ちなみに帰路はドンムアン着)。

 いよいよフライト当日。仕事を済ませ、タクシーでスクムビットから高速に乗り、バンコク・チョンブリ高速道路(モーターウェイ)経由でスワンナプーム空港へ向かった。土曜日ということもあり、道中は渋滞もなくスムーズ。40分足らずで到着し、料金は205バーツ+高速代65バーツと、想像してよりもかからなかった。

 ドーベルマンも待機する検問を受け、空港内に入る。当然ながら多くの人々で賑わっているが、搭乗客でも来賓でもない観光客が多い。ほとんどは旗を持った無料ガイドの列に連なって空港内施設の見学をしていたのですぐに分かった。

 TGのチェックインカウンターで手続きをすませる。その際、地上職員から記念品を渡された。中身はTG、空港それぞれからの搭乗証明書、記念のラゲッジホルダー、そして今年の定番、“黄色いポロシャツ”(他のキャリアの記念品もほぼ内容は同じだった)。



 まだラウンジが工事中との事で、チェックインカウンター前にラウンジが仮設されていた。あくまでもこれはTG搭乗者向けで、この日、一般向けの空港内の「食」のスペースは「ブラックキャニオン」のみ(搭乗口近辺にはローストダックを80バーツで販売する屋台があった)。その隣は最近、タイでも4店舗運営するパリの名店「ルノートル」出店の張り紙があり、「ブラック」が見劣りしてしまう感あったが、未だ工事にも入っていなかったので大盛況であった。

 搭乗ゲート付近には「スターバックス」「DQ」「コーヒーワールド」「ブラックキャニオン」があり、出発直前に気軽に一息つけそうな点はドンムアン空港よりも評価できる。

 機内はいたって普通の運航、何も特別な行事は無かった。機長のナレーションも普通に天候、経路説明のみであった。特別だったのは料金と記念品だけで、空港での盛り上がりを、みていただけに非常に拍子抜けした。



 14時40分、無事にプーケット到着。ここでも特別な事は無く、ラゲッジハンドリングエリアに「TG2772 Suvarnabhumi」と表示されただけ。あっという間の、試験商業フライト搭乗体験であった。

 余談ではあるが、不安に感じたのはセキュリティ面。気付いたところでは……

▽最初に空港内に入ったドーベルマン待機の1番入口では厳しい荷物検査をされたにも関わらず、TVクルー用に開放されていた10番入口は誰でもノーチェックで出入り可能。

▽ゲートへ向かう前の入口で、ウェルカムドリンク券を配布するキングパワー(免税店)の女性になぜかボーディングパスの有無を確認された(当然、厳格ではないので多くの人々は普通に出入り出来た)。

▽通常は搭乗前、ボーディングパスと身分証明書を照合して本人確認するはずが、ここもノーチェック。

▽許可が無ければ入る事の出来ない工事中の国際線施設が一般人が自由に出入り自していた。

 この日に限ったことだとしても、国際空港、その国を代表する公共の場所は危険と紙一重にあるので十分、注意していただきたい。
《newsclip》