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脱北者か? バンコクで175人拘束

2006年8月23日(水) 05時00分(タイ時間)
【タイ】警察は8月22日午後7時ごろ、バンコク都内の一軒家で、北朝鮮国籍とみられる175人を不法滞在容疑で逮捕した。全員が韓国など第3国への渡航を希望しているという。

 近所の住民から、外国人が多数出入りしているという通報があり、警官約50人を動員し強制捜索を行った。175人のうち16人は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)発行の難民認定申請受理証明を所持していているもよう。

 中国、ラオス、ミャンマー経由でタイに密入国した脱北者は過去数年で数百人に上るとみられる。03年には在バンコク日本大使館への駆け込み事件も起きた。

 一方、韓国の聯合ニュースは、拘束された脱北者が、家族単位で3年前から中国、ラオス経由でタイに密入国した後、韓国人教会の保護を受けていたと伝えた。教会側は在タイ韓国大使館の近くに住宅を賃借し、脱北者らをかくまっていたとされる。

 脱北者は女性が多く、子供や妊婦、身体障害者も含まれている。拘束に当たっては、脱北者らが強硬に抵抗する場面も見られたという。

 また、難民認定申請受理証明を所持していた16人は、22日夜の航空機で韓国に向かう予定だったが、一斉摘発を受け、予定の便に搭乗できなかったという。

 タイの出入国管理局幹部は「拘束された脱北者は不法入国で起訴した後、国外追放の手続きを踏むことになる。ただ、全員が第3国行きを望んでいるため、人道的見地から北朝鮮へ送還はせず、タイ出国時まで保護する方針だ」と話している。

 別の韓国メディアは、拘束された脱北者の内訳(難民申請の16人を含む)について、成人女性128人、成人男性45人、男児4人、女児8人だと伝えている。
《newsclip》