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「私がやったら首相は逃げられない」 疑惑の大将、犯行を否定

2006年8月24日(木) 15時30分(タイ時間)
【タイ】24日朝、タクシン首相宅近くで大量の爆弾を積んだ車を運転していた陸軍中尉が逮捕された事件で、この中尉の上官のパンロップ陸軍大将は同日午後、記者会見し、「私がやったら首相は逃げられない」と犯行を否定した。パンロップ大将は同日付で、治安司令部副司令官の職を解かれている。

 パンロップ大将は04年4月に起きた深南部同時襲撃事件で、イスラム過激派が立てこもったモスクに集中攻撃を加え過激派32人を殺害。後に過激派メンバーのほとんどがナタしかもっていなかったことが判明し、南部国境県平和回復司令部副司令官を解任された。逮捕されたタワチャイ中尉はパンロップ大将の運転手をしていたが、4カ月ほど前から深南部勤務になっていた。

 パンロップ大将はまた、反タクシン首相派の指導者の1人であるジャムロン元バンコク都知事(退役陸軍少将)の友人としても知られる。

〈同時襲撃事件〉
ソンクラー、パタニー、ヤラーの3県で04年4月28日未明、イスラム過激派が警察派出所や軍駐屯地を同時襲撃し、待ち受けていた軍・警察と交戦。パタニー市内のクルセ・モスクには、襲撃に失敗した過激派32人が立てこもり、軍の集中攻撃を受け全員が死亡した。同日発生した死者は、過激派108人、治安当局側5人に上る。
《newsclip》