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米GEマネー、アユタヤ銀行に25%出資

2006年8月28日(月) 20時51分(タイ時間)
【タイ】米ゼネラル・エレクトリック(GE)の消費者金融部門、GEマネーは28日、タイの準大手行、アユタヤ銀行(BAY)の株式25.4%を約6億ドルで取得すると発表した。米大手金融機関がタイの商業銀行と資本・業務提携するのは今回が初めて。

 BAYはテレビ局チャンネル7運営のブロード・キャスティング・アンド・テレビジョン(BBTV)、大手セメントメーカー、サイアム・シティ・セメント(SCCC)などを展開する華人のラタナラック(李)財閥系。資産総額は7月末で6490億バーツと、タイの商銀17行(リテール銀行を含む)中6位。支店数517。01年にGEマネーと合弁でタイのクレジットカード会社クルンシーアユタヤカードを設立し、発行枚数は70万枚に達している。

 GEマネーは10年前にタイのノンバンク市場に参入し、自動車ローンを中心に事業を拡大してきた。今年1月、現地ノンバンクの業態を「リテール銀行」に変更、社名を「GEマネー・リテール・バンク」に変えたが、BAYへの出資で、タイ中央銀行の「ワン・プレゼンス」規定(同一グループが預金業務を行う複数の金融機関を所有することを禁止)に抵触するため、同リテール銀行の営業免許は中銀に返還する見通しだ。

 タイの商銀では、97年の経済危機時の特例で外資に売却されたユナイテッド・オーバーシーズ・バンク(タイ)(UOBT)(資産規模10位)とスタンダード・チャータード・バンク(タイ)(同11位)の2行がそれぞれシンガポールの2位行、大華銀行(ユナイテッド・オーバーシーズ銀行=UOB)と英スタンダード・チャータード銀行の子会社。ほかにTMB銀行(同5位)にシンガポールの金融最大手DBSが約20%出資している。

【リテール銀行】タイ金融当局が新たに設けた業態で、サービスの対象が小口顧客に限定され、外国為替、先物を扱わない銀行。
《newsclip》