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ヌナティー・オーセーンタンマモン医師

2006年9月9日(土) 22時29分(タイ時間)
 バンコク出身。1969年、6人兄弟の第3子として商家に生まれる。シーナカリン・ウィロート大学付属中学、トリアムウドム校を経てマヒドン大学シリラート病院医学部へ。その後、同大学ラマティボディー病院で小児呼吸器疾患を修める。2005年からパヤタイ・シーラーチャー病院に勤務。私生活では一児の母。


——学生時代について

 高校では成績優秀者のクラスにいて、級友の進路は医学部か工学部ばかりでした。私は成り行きで医学部に進みましたが、小児科の医者になってよかったと度々思います。ぐずって泣いていた子供が笑顔になって帰って行く姿を見ると、また頑張ろう、と活力が湧いてきます。


——専門分野として呼吸器疾患を選んだのは

 現場で気付いたことですが、小児科で一番多いのが呼吸器疾患の患者なのです。初めは呼吸器の分野に暗く、患者に対し最善の治療を行えていないことで苦痛を感じていました。小児科医として必要を感じたのでこの分野に進みました。


——小児科の患者について

 子供に多い呼吸器系疾患のほとんどはアレルギーの免疫反応です。風邪の症状と取り違えやすいので注意が必要です。子供は免疫力が弱く呼吸器系統も丈夫ではないので、大人に比べ過剰な反応が表れます。鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状は呼吸障害につながります。

 脳に十分な酸素が行き渡らなければ神経に障害を起こす可能性もあるので、とても危険です。また、鼻で呼吸ができなくなった子供は口で呼吸をしようといつも口を開けていることになり、喉から侵入した雑菌が扁桃腺炎など新たな疾患を引き起こします。

 扁桃腺炎の治療には薬物療法と切除手術の2種類の方法がありますが、容態によってどちらも行えない場合があります。それでも専門医は確実に治療法を見つけ出します。大きく腫れた扁桃が子供の狭い気道をふさいでいるのは危険だからです。

 ご自分のお子さんが何かのアレルギーかどうか不安な方は、皮膚反応検査を受けることをお勧めします。アレルギーは生涯ついてまわるもので、抗原の種類、反応の有無・強弱は人それぞれです。患者のそうした苦しみや不便さを取り除くため、適切な治療法を見つけ出すのが私たち専門医の仕事です。


——パヤタイ・シーラーチャー病院の小児科について

 小児科では新生児から14歳までの患者を診察します。診察時間は毎日朝7時半から夜9時までですが、時間外は救急外来で受け付けています。医師は皮膚科と呼吸器科の専門医ばかりで常勤3名と非常勤5名。外来患者数が1日当たり80−100人と昨年に比べて2−3割増えているため、今後医師を増員する予定です。

 パヤタイ・シーラーチャー病院は外国人患者の利用も多いので、通訳サービスに力を入れています。日本語通訳者も常しているので、ご家族の健康についてお気軽にご相談ください。


——ありがとうございました

Phyathai Sriracha General Hospital
Tel: (038) 770-200-8
Fax: (038) 770-213
E-mail : nutnatee@yahoo.com
《newsclip》