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タイでクーデター、軍が全権掌握か

2006年9月20日(水) 00時17分(タイ時間)
【タイ】タイで19日夜、ソンティ陸軍司令官を首班とするクーデターが起き、バンコク都内の総理府、テレビ局などを軍が制圧した。クーデター団は内閣と上下両院の解任・解散、憲法の停止を布告し、全権を掌握したもよう。

 ソンティ司令官と国軍最高司令官、海軍司令官、空軍司令官は20日午前0時過ぎ、バンコク都内のチットラダー宮殿でプミポン国王に謁見し、状況を説明。謁見を許されたことで、クーデターは正当性を得たもようだ。

 国連総会出席のためニューヨークに滞在していたタクシン首相は19日午後10時15分、国営テレビ局チャンネル9を通じ、バンコクに非常事態宣言を発令、ソンティ陸軍司令官の解任を発表したが、バンコクに入った陸軍部隊が総理府、テレビ局などを次々に制圧し、地上波テレビは午後10時半ごろから全局が放送を停止した。同11時半には陸軍将官が地上波全局で「立憲君主制下における民主改革評議会」による政権掌握を発表。有料テレビが放送しているCNN、BBCなどのニュースチャンネルは11時半ごろから視聴できなくなっている。

 「評議会」はタクシン政権の汚職を糾弾し、暫定統治の後、できるだけ早く民政移管すると約束している。また、20日を休日にすると発表した。 
《newsclip》