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#8 チャオプラヤ河(その1:バンコクの中心を流れる)

2006年9月20日(水) 08時37分(タイ時間)
多くの支流がタイ国を北から南へと流れる間に大きな河を作り、それがバンコクの中央を縦断してシャム湾に注いでいるのがチャオプラヤ河です。

バンコクの都心から郊外にかけても、チャオプラヤ河には無数の小さな支流が両岸に血管の様に繋がりながら、そのそれぞれが今でも住民の交通路となって機能しています。

この豊富な水量に魚がいないはずはありませんから、チャオプラヤ河を、バンコク都心から上流の方まで遡って、何が釣れるか見てみましょう。

バンコク都心で見るチャオプラヤ河は、川というよりは、シャム湾の河口という印象です。
刻々と変わる海の潮の動きに連れて、川の水量も大きく増減して、河は上流から流れて来ると言うよりも、静かに水を湛えながら、海の干満に併せて上下している感じです。

さて、バンコク都心では、チャオプラヤ河に竿を出している人を見かけるのは、まれです。

その理由は、恐らく、一つには、チャオプラヤ河は交通路としての船の行き来が激しい事、更には、都心の河の両脇にはホテルやレストランがぎっしりと立ち並び、竿を出す隙間もない事、そして、多くの船の油と都会の吐き出すごみの為に、自然の泥の色に加えての水の汚さが釣り人を寄せないと言う事もあるのでしょう。


BTSと呼ばれる高架鉄道が出来てから、バンコク都内を交通渋滞に巻き込まれずに移動出来るようになりました。BTSは現在チャオプラヤ河の東側でしか運営していませんので、西の終点がここ、チャオプラヤに架かるタクシン橋です。左はシャングリラホテル。
昼から、おじさんが一人、排水の浄化装置の引き込みで、ミミズを餌に竿を出しています。


オーキッドシェラトンホテルの横は、リバーシティーという、チャオプラヤ河を行き来する観光船の船着場になっています。
ここでも、狭い岩場を見つけて、地元の若い人が竿を出しています。


ホテルの庭からチャオプラヤの川面を眺めていると、ナマズに似た魚が、しょっちゅう水面を覗いては沈むのを繰り返しています。
見ていると、簡単にルアーでも釣れそうですが、バンコク都民は無関心です。

或いは、活気のある首都バンコクでは、河にのんびりと竿を出す姿はそぐわない印象で、敬遠されているのかもしれません。
《newsclip》