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タイ国王、クーデターを承認

2006年9月20日(水) 23時04分(タイ時間)
【タイ】クーデターで政権を掌握した「立憲君主制下における民主改革評議会(CDR)」は20日夜、プミポン国王がCDRを承認し、ソンティ陸軍司令官をCDR議長に任命したと発表した。国王は今回のクーデターで、軍の実力行使後すぐにソンティ司令官らに謁見を許し、1日経たずして権限を確認したことになる。

 ソンティ司令官は政治、汚職と無縁な王党派の職業軍人として知られ、国王の諮問機関である枢密院のプレム議長(元首相、元陸軍司令官)、スラユット枢密顧問(元陸軍司令官)と近い関係にある。

 プレム議長は国王の代理人的立場の人物として、過去10年以上批判の対象外だったが、タクシン前首相は6月末、「憲法の外にいるカリスマ的な人物が騒乱を起こそうとしている」と発言、この「人物」がプレム議長を指しているという見方が強まり、波紋を呼んだ。

 議長は7月半ばに陸軍士官学校で特別講義を行い、軍を馬、政府を騎手、馬主を国家・国王に例え、軍人の忠誠心は国王に向けられるべきと訓示。85歳という高齢にもかかわらず現役時代の軍服に身を包んで現れ、一部では「戦闘開始」と受け取られた。この講義には、与党・愛国党顧問のチャワリット元首相(元陸軍司令官)、スラユット枢密顧問、ウード元国防省次官、ソンティ陸軍司令官らも随行した。
《newsclip》