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テマセク、シン株放出なら200億バーツ損失=シンガポール

2006年10月19日(木) 19時04分(タイ時間)
【シンガポール、タイ】シンガポール政府系の投資会社テマセク・ホールディングスは18日、タイ通信大手シン・コーポレーションの持ち株一部放出意向を示したが、現時点で売却した場合、株価下落で200億バーツ(8億4500万シンガポールドル)の売却損を計上するだけに、テマセク側は対応に苦慮している。

 テマセクは今年初め、タイのタクシン前首相一族からシン株の約50%を733億バーツで取得し、実質的に同社株96.1%を保有している。しかし、クーデターでタクシン政権が崩壊し、外資出資上限規定(49%)への抵触が改めて問題視されるのは必至の情勢で、テマセクは株式放出に応じざるを得ない状況だ。

 テマセクが出資上限規定を満たすには、シンの発行済み株式の47%(約15億株)を売却する必要がある。また、シンの流動株比率は3.85%にすぎず、同比率を15%以上と定めたタイ証券取引所の上場規則にも違反している。流動株不足が2007年5月までに解消されなければ、シンの上場廃止もありうる状況となっている。
《newsclip》