RSS

前首相夫人、枢密院議長と会談

2006年10月26日(木) 11時26分(タイ時間)
【タイ】タクシン前首相の妻のポジャマン・チナワット氏と義兄のバンポット・ダーマーポン氏が26日朝、バンコク都内のプレム枢密院議長宅を訪れ、議長と15分ほど話し合った。会談の内容は明らかになっていない。

 タクシン前首相は9月19日のクーデター後、英国で事実上の亡命生活を送っている。暫定政府は前首相の汚職捜査を進めており、こうした件で、議長の意見を求めたもよう。

 プレム議長は国王の代理人的立場の人物として、過去10年以上批判の対象外だったが、タクシン前首相は6月末、「憲法の外にいるカリスマ的な人物が騒乱を起こそうとしている」と発言、この「人物」がプレム議長を指しているという見方が強まり、波紋を呼んだ。

 クーデターを指揮したソンティ陸軍司令官はスラユット首相(元陸軍司令官)の、スラユット首相はプレム枢密院議長(元陸軍司令官)の、それぞれ元直属の部下。反タクシンの街頭デモを指揮したジャムロン元バンコク都知事(退役陸軍少将)はプレム議長の元秘書官長で、クーデター後の政権に対する議長の発言力は極めて大きいとみられている。 

〈プレム・ティンスラーノン〉
1920年8月、南部ソンクラー県の官僚の家に生まれた。職業軍人の道を歩み、78年に陸軍司令官に就任。退官後、80−88年に首相を務めた。この間2度のクーデターを切り抜け、民政移管と経済成長への道筋をつけた。プミポン国王の信頼があつく、88年の首相退任時に枢密顧問官に任命されるとともに、「ラタブルット(国家功労者)」の称号を受けた。98年から枢密院議長。

関連記事
「15年ぶりのクーデター タクシン政権の崩壊の理由は?」  
《newsclip》