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ソムアッツ・ウォンコムトォン医師

2006年10月27日(金) 11時28分(タイ時間)
バンコク国際病院副院長 (東京大学医学部教授)

 1950年中部ナコンサワン県生まれ、8人家族の3番目。中学まで実家で過ごし、有名進学校のトリアムウドムスクサー校入学でバンコクに上京。日本の奨学金制度で68年から日本に留学。千葉大学留学生部で日本語とその他学科の補習で3年、東京大学医学部で4年。医師免許取得後の3年間、東大外科や東京医科大学救命救急センターで研修し、米ハーバード大学に留学、公衆衛生修士課程を修了する。タイに帰国後はマヒドン大学医学系大学院の講師、同大アセアン健康開発研究所所長などを務め、現在バンコク国際病院の副院長。現職の東京大学医学部教授。

——医師を目指した理由
 タイの田舎では、勉強が出来る子供は医師を目指すものです。そんな環境の中、ちょっと勉強が出来たためその気になり、医師以外の職業は考えもしませんでした。小さな店を商う決して裕福ではない家庭だったので、大学は無料で勉強させてもらうところだけを探していました。奨学金による日本留学もまた、それ以外の選択肢など考えませんでした。

——日本・米国での生活
 勉強そのものが一番大変でした。医学自体が難しいのに、さらに外国語で用語を覚えなくてはならなかったからです。日本の生活では、大学のクラブ活動が楽しかったことを覚えています。卓球、テニス、バトミントンなど、いろいろなスポーツをこなしました。米国は日本との間を行き来して5年過ごしました。生活費が安く、ゆったりとしていたのですが、体は11年暮らした日本になじんでしまっていたようです。いずれにせよ、16年間という海外生活は長過ぎました。34歳でタイに戻ってきて、それからタイの医学を勉強して医師の免許を得るのに、また苦労を重ねてしまいました。

——医師になって良かったと思う点
 給与がそこそこ良く、職場が見つかりやすい点でしょうか。開発途上国における医療問題、プライマリー・ヘルスケア、国際地域保健、開発途上国におけるエイズ問題などを専門とし、タイにとどまらず海外を見て回ってきました。タイの田舎町から国際協力機構(JICA)、国際連合児童基金(UNICEF)、世界保健機関(WHO)など、ありとあらゆる現場を経験できたことも、良かったと思っています。

——タイでの健康管理
 健康診断を毎年かかさず受けてください。人間ドックなど、日本より格安で利用できます。医療レベルを心配される方が多いようですが、技術、機器とも、日本との差はありません。手術も同様です。救急、前立腺の手術、出産など、医学的な面を心配されるのであれば、帰国は不要です。疾病治療にかかわらず、日本では高額で保険でカバー出来ないような手術、例えば歯科のインプラントや包茎手術など、タイで受けることをお薦めします。

——ありがとうございました

住所:2 Soi Soonvijai 7, New Petchburi Rd., Bangkok 10310
電話:0-2310-3000 ファクス:0-2318-1546
Eメール:somarch@bgh.co.th
ウェブサイト:www.bangkokmedicalcenter.com
《newsclip》