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最新機器・新治療法、国際レベルのタイ医療

2006年10月28日(土) 15時50分(タイ時間)
 「タイの病院に通うのは不安」と言って、体調を崩してもがまんし、こじらせてから慌てて病院を訪れる日本人がいるが、「タイの医療レベルは日本より劣る」というのは単なる思い込みでしかない。タイの病院では、最先端の医療機器が日本や欧米諸国と時差なしで導入され、日本では治験に長い時間をかける治療法が積極的に採用される。この場合のタイの病院とは、一部の国立を除く私立に限定されるものの、日本よりむしろ「進んでいる」のが実情だ。

 日本の病院を「役所」と例えるなら、タイの私立病院は「株式会社」となる。閉院すると救急患者も診てもらえなくなる日本と違い、タイは1日24時間、1年365日、通院・入院が可能だ。日本では、病院があてがう医師から治療を受け、その医師の指示に従がって療養する。一方タイでは、患者が自分に合った医師を指名し、どのような治療を受けたいのかを主張する。医師は患者の希望に沿って、最善の治療法を提案することになる。

 病室はアメニティが万全で、ホテルの客室さながら。入院となった場合でも、日本のように身の回り品を用意する必要はない。持って行くのは院内のコンビニで買い物するためのちょっとした現金、そして退院時の服ぐらいだ。病室の電話は全室直通。診察料は、多額の現金を用意しなければならない日本と違って、クレジットカードでの支払いが可能だ。領収書には、使ったガーゼの枚数など医療備品の種類と数量までもが明記されている。疾病治療のみを目的とせず、効率・サービスをも求めた「経営」がなされているのが、タイの私立病院だ。

 医療機器は、日本や欧米諸国同様の最新機器が導入されている。人体を断面撮影するCTスキャンの中でも最新鋭の「64断層CTスキャン」、磁石が発する磁場と電波を利用して情報を採集するMRIの中でも特に画像診断に適した「1.5ステラMRI」、胎児を立体画像で確認できる「4D超音波エコー」などのほか、日本では遅々として普及しない「カプセル内視鏡」も一般化しつつある。

 治療法に関しては、むしろ日本より進んでいるといえよう。効果が実証された新しい治療法は、日本では治験のために早期採用が困難だが、タイでは病院経営陣が臨床医の要請に対して積極的に応えている。米国留学の医師が多く、最新情報を英語で得ることが出来るのも、タイの医師たちの強みだ。医師たちは複数の病院で兼務できるので、良い医師が1カ所に束縛されることがないのも、国内の私立病院の全体的なレベルアップにつながっている。

 タイという異国で快適に過ごすために、まず「無理」をしないという当たり前のことが大切。下痢、風邪、熱で病院を訪れる日本人が圧倒的に多いが、いずれも無理をしたための体力の衰えが原因だ。特に短い日程で多くの場所を回る旅行者がかかりやすい。雑菌が多いタイでは、手洗いの励行も有効的な病気予防となる。

 体調を崩したら、すぐに病院に行く。単なる風邪、単なる疲れだと思っていたら、タイではデング熱や肝炎だったり、都市部ではほとんどないがマラリアだったりする。このような熱帯病は、日本では症例が少ないために発見が難しい。そして病院は重病に備え、専門医と各種検査機器が揃った総合病院を選ぶ。定年後のロングステイで地方に住む老齢の方も、万一のことを考えて主要都市まで出られることをお勧めする。旅行者でも在タイ者でも、すぐに通院・入院できるよう、いつでもパスポート・保険証(少なくともコピー)を携帯しておくべきだろう。

CT:Computed Tomography (コンピュータ断層撮影装置)
PET:Positron Emission Tomography (陽電子放射断層撮影)
MRI:Magnetic Resonance Imaging (磁気共鳴断層撮影装置)

バムルンラード病院
住所:33 Sukhumvit 3 (Soi Nana Nua), Wattana, Bangkok 10110 Thailand
電話:0-2667-1000(代表)
日本人顧客サービス課:0-2667-1501 (夜7時以降は緊急対応のみ)
ファクス:0-2667-2473
Eメール:infojapan@bumrungrad.com (日本語可)
ウェブサイト:www.bumrungrad.com/japanese
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