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プレム枢密院議長=命令者、東北で怪文書

2006年10月29日(日) 20時17分(タイ時間)
【タイ】東北地方などで、国王側近のプレム枢密院議長(元首相、元陸軍司令官)らを批判するビラが出回っている。軍部はタクシン前首相派の巻き返し工作とみて、警戒を強めている。

 ビラには政変の登場人物の写真が並び、それぞれ、プレム枢密院議長「カリスマ、命令者」、ソンティ陸軍司令官「命令を受けた人」、スラユット首相(元陸軍司令官)「名義上の首相」、ジャムロン元バンコク都知事(元プレム首相秘書)「吸血鬼の首領」、タクシン前首相「タクシン首相、貧乏人はあなたを忘れない。いつまでも待っています」といったコメントがついている。

 別のビラには、「国民兄弟へ。タクシン首相殺害を命じたのは誰か? 知らなかったらバンコクのフアイクワーン区の住民に聞いてごらん。殺害計画が成功しなかったとき、クーデターを命じたのは殺害を命じたのと同じ人。タクシン・システムを破壊するためのクーデターといっておきながら、政策はそのままとは、恥知らず、面の皮が厚すぎだ」などと書かれていた。

 軍部はタクシン政権の大規模な汚職などを理由にクーデターを実行したが、その後1カ月以上経っても汚職の具体的な内容は明らかになっていない。戒厳令解除も先延ばしが続き、学識者、人権団体などが不満を募らせている。一方、前政権の政策はほとんどが継続、強化される見通しとなっている。
《newsclip》