RSS

暫定政権で早くも内紛、財務相と会計監査委が衝突

2006年10月31日(火) 03時11分(タイ時間)
【タイ】国営企業の役員兼任を3社までとした規定に違反したとして、国家会計監査委員会(SAC)がプリディヤトン・テワクン副首相兼財務相らを糾弾、同副首相がSACのジャルワン事務局長を「不公正」と非難する事態となった。

 SACの報告書によると、14人の政府高官が同規定に違反し、プリディヤトン副首相は8社の役員を兼任していた。兼任により得られる収入は年間数十万バーツという。

 これに対しプリディヤトン副首相は30日、記者会見を開き、「兼任するポストは6つで、いずれも(副首相就任まで務めていた)タイ中央銀行総裁の職に付随するもの。法制委員会が違法でないことを確認している」と反論。「SACはこうした事実を知りながら、わざと私の名誉を傷つけた」と強い調子で非難した。

 ジャルワン事務局長は筋金入りの反タクシン前首相派で、クーデター後、権限が強化され、前政権の汚職追及に本腰を入れている。ただ、「感情的」という批判があり、テワクン一族のテレビキャスターがニュース番組で同事務局長に自重を促したことがある。
《newsclip》