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深南部の統治機構、トップに枢密顧問官の弟

2006年10月31日(火) 11時15分(タイ時間)
【タイ】暫定政府は31日の閣議で、ノンタブリ県知事のプラナーイ・スワナラット氏を、深南部の行政・治安維持を統括する南部国境県行政センター(SBPAC)長兼内務省副次官に異動した。また、内務省で大幅な人事異動を発令し、深南部ナラティワート県、タクシン前首相の地元であるチェンマイ県などの知事を異動した。

 SBPACは官僚、軍、警察、地元のイスラム教指導者、住民らが参加・運営する行政組織で、81年にプレム首相(現枢密院議長)が設立、当時盛んだった深南部の独立運動の押さえ込みに効果を発揮した。01年の解散直後からイスラム過激派のテロが再発したため、暫定政府が先週、再稼動を決めた。

 プラナーイ氏は51年生まれ。米インディアナ大学行政学修士。77年に内務省に入省し、シンブリ県知事などを務めた。深南部勤務の経験は少ない。兄はパラーゴン枢密顧問官。

〈枢密院〉
国王の諮問機関。国王の命を受け王室の公務を代行するほか、枢密院議長は国王不在の際、一時的な摂政となる。王位継承にも影響力を持つ。顧問官は18人、議長はプレム・ティンスラーノン元首相・元陸軍司令官。スラユット首相も枢密顧問官から首相に転じた。
《newsclip》