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30バーツ医療制度、無料化へ

2006年11月1日(水) 00時00分(タイ時間)
【タイ】保健省は31日の国家医療保険委員会(委員長、モンコン保健相)会合で、1回一律30バーツの医療制度を無料にする方針を決めた。30バーツを徴収・管理するための経費が無駄と判断した。

 これに伴い、同医療制度の07年度(06年10月−07年9月)予算を国民1人当たり1659バーツから2089バーツに増額する予定で、来週の閣議で承認を求める。ただ、財源の手当てがついていない上、閣内に全面無料化を疑問視する意見もある。

 30バーツ医療制度はタクシン政権の目玉政策のひとつ。国立病院と一部私立病院での診療・治療費が、どのような難病でも1回30バーツになり、医療制度から取り残されていた地方住民、貧困層の支持を得た。一方、02年度に481億バーツだった予算が05年度845億バーツまで膨張したほか、患者の急増で国立病院の医療の質の低下、医師の民間転出を招いた。
《newsclip》