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深南部で村人が学校占拠、警察・軍の撤退要求

2006年11月6日(月) 10時31分(タイ時間)
【タイ】テレビ報道によると、5日午後、深南部ヤラー県の村で、女性を中心とする村人約200人が学校を占拠し、村の周辺に展開する警察、軍の撤退を要求する騒ぎがあった。当局が6日中に撤退することを約束し、事態は午後6時ごろ収拾した。

 女性らは、3日に村のイスラム教指導者が射殺された事件を警察の犯行と主張、「悪い兵士は出て行け」「無実の人を殺すテロリスト」などと書かれたプラカードを振りかざし、現場に急派された兵士と対じした。

 隣県の深南部ナラティワートでは5日、カラオケバー3店で爆発があり、警官など6人が負傷した。また、ゴム園の作業員の男性(50)が銃撃を受け死亡した。

 スラユット首相は2日に深南部を訪れ、治安当局の弾圧でイスラム教徒住民多数が死亡したタークバイ事件について、タイ政府として初めて謝罪し、同事件で逮捕された住民の起訴を取り下げた。こうした姿勢はイスラム教指導者などから支持を受けたが、地元住民のタイ政府に対する不信感は根強いようだ。

〈タークバイ事件〉
04年10月25日、ナラティワート県タークバイ郡のイスラム系住民約3000人が警察署前で抗議デモを起こし、治安当局と衝突。約1000人が逮捕され、7人が治安当局による発砲などで死亡、さらに逮捕された住民のうち78人が軍用トラックで収容先に移送される途中、窒息死した。 
《newsclip》