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元首相、軍幹部の国営企業取締役就任に苦言

2006年11月10日(金) 11時17分(タイ時間)
【タイ】軍幹部が国営企業の会長、取締役などに続々と就任していることについて、チャワリット元首相(元陸軍司令官)は10日、「軍人はビジネスのことを知らない」「国民に疑われないよう、仕事のやり方を調整すべき」などと述べ、不適当という考えを示した。

 軍政は電話大手TOT、タイ国際航空といった国営企業の会長、取締役に軍幹部を充てたり、軍政トップに月10万バーツを超える上乗せ給与を認めるなどし、一部マスコミ、学識者の反発を買っている。

 チャワリット元首相は01年の総選挙後、自分が創設した政党を前政権与党・愛国党と合併し、タクシン政権で副首相などを務めた。しかし05年の総選挙後、政界から距離を置き、クーデター前にはプレム枢密院議長(元首相、元陸軍司令官)らと行動をともにした。政権中枢に影響力を持つ元首相の批判は、軍政の求心力低下、内部の不一致を示唆しているようだ。
《newsclip》