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UMNO党大会が開幕、新旧総裁の舌戦は水入り=マレーシア

2006年11月13日(月) 12時21分(タイ時間)
【マレーシア】マレーシア与党連合の中核政党、統一マレー国民組織(UMNO)の党大会が13日から5日間の日程で開幕した。今回の党大会は当初、マハティール前首相とアブドラ首相という同党の新旧総裁が舌戦を繰り広げる中で開かれることから、党内の不協和音が表面化するのではないかとの観測もあった。しかし、前首相が党大会を前に軽い心臓発作を起こし、療養のため、党大会への出席を見送ったことから、非難合戦は水入りとなった。

 アブドラ首相はマハティール政権時代にスタートした大型事業の見直しを行うなどして、前首相との関係が悪化。そこに追い打ちをかけたのは、前首相が地元選挙区で党中央代表選挙に落選したことだった。背景には政権サイドの圧力があったとされる。前首相はこれを機にアブドラ首相に対する非難をエスカレートさせた。

 アブドラ首相は表面的には党内の支持を固めたかにみえるが、22年も首相の座にあったマハティール氏の影響力は無視できない。このため、党大会はアブドラ首相の支持基盤を見極める試金石になるとして、注目を集めていた。シンガポール紙は「党大会で前首相が満場の拍手で迎えられた場合、アブドラ首相は面目を失うことにもなりかねなかった」と報じている。
《newsclip》