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ASEANの劣等生? タイ経済足踏み

2006年11月20日(月) 21時07分(タイ時間)
【タイ】世界銀行は11月にまとめた東アジアの経済見通しで、タイの経済成長率を今年4.5%、来年4.6%と予想した。来年は内需が回復する一方、輸出がやや減速するとみている。05?07年の平均成長率は4.5%と、東南アジア諸国連合(ASEAN)主要国で最低となる見通しだ。

 02?04年の平均成長率は経済危機後の余剰生産力の活用などで6%だったが、今後は原油価格高騰への対応、設備投資の加速、生産性の向上、労働力の質の向上、規制緩和などが必要になるという。具体的には、関税手続きの迅速化、価格統制の見直し、外資出資規制の明確化、日本、米国などとの自由貿易協定(FTA)締結、英語やIT教育の強化などを挙げた。

 タイの成長率は03年に6.9%に達し、国内外の経済専門家の予想を大きく上回った。得意絶頂のタクシン首相(当時)は2020年より前に先進国入りするという構想を打ち出したが、経済はその後失速。2ケタ成長の続く中国、7?8%台で追走するベトナムの足音が背後から迫ってきた。
《newsclip》