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100億バーツ減収の危機、国営電話TOTが窮地

2006年11月21日(火) 02時38分(タイ時間)
【タイ】国営固定電話大手TOTは20日の取締役会で、携帯電話との相互接続料導入の1年延期を国家通信委員会(NTC)に求める方針を決めた。携帯キャリア2位のTACと3位のトゥルー・ムーブがTOTに対する回線使用料(アクセスチャージ)の支払いを停止、接続料に切り替えたことで、年間100億バーツ以上の減収となる見通しなため。接続料の導入は5月に法制化されており、NTCがTOTの要望を認めるかどうかは微妙とみられている。

 タイでは異なる携帯電話業者間の通話はすべてTOTの固定電話回線を経由し接続する建前で、TACとトゥルーはこれまで、TOTにアクセスチャージを支払っていた。アクセスチャージは、トゥルーの場合、ポストペイド(後払い)が1番号につき月200バーツ、プリペイド(前払い)でカード額面の18%と負担が大きく、支払いが免除されている携帯最大手AISに比べ不利になっていた。

 固定回線への接続自体は、TOTの設備不足で、各社の携帯電話網の直接接続がなし崩しに進んでいた。5月に直接接続と接続料制度の導入が決まったことから、TACとトゥルー・ムーブは今月17日に相互接続に関する契約に調印、これに合わせ、TOTへのアクセスチャージ支払いを停止した。
《newsclip》