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「原理原則の人」 タイ国王、訓辞で首相を評価

2006年12月5日(火) 00時49分(タイ時間)
【タイ】プミポン・タイ国王は誕生日前日の4日、枢密顧問官、閣僚、軍司令官、幹部官僚ら数百人に訓辞を述べた。内容は水利、洪水対策が中心で、政治に関する話は「飽きた」と少な目。スラユット首相については、「スラユット大将には誰も命令できない。強い人だから。闇雲にやる人ではなく、 原理原則がある」とほめた。また、「(首相は)来年は(職を離れ)気楽になっているだろう」と述べ、総選挙が1年以内に実施されるという見方を示した。

 政府に関しては、閣僚に高齢者が多いことを取り上げ、「政府はあまり元気がない。というのもこの政府はすごく年寄りだから」と冗談で会場を沸かせた。一方、緊急時に公職を引き受けたことを評価し、経験を生かし、決意を持って任務をやり遂げるよう助言した。

 国王誕生日前日の訓辞は毎年恒例。タクシン前首相への叱責が目立った過去数年と異なり、今年は和やかな雰囲気だった。国王は6月に各国の皇族、王族を迎え在位60周年の記念式典を行ったが、直後の7月に腰の手術を受け、以来公の場に姿を見せるのはまれだった。そのせいか、4日の訓辞は40分程度と例年に比べ短く、また、国王の声も小さかった。
《newsclip》