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不動産のナチュラル、資産切り売り加速

2006年12月5日(火) 00時49分(タイ時間)
【タイ】地場不動産会社のナチュラル・パークは4日、追加の資産売却計画を明らかにした。63.4%出資する同業子会社パシフィック・アセッツ(PA)の株式、ホテル建設を予定していた京都とクロアチアの土地を手放し、債務圧縮を図る。8月に発表した南部プーケット県のリゾートホテル「ノボテル・パンワ・ビーチ・リゾート・ホテル」(客室数77)の売却は増築工事が終了するまで延期する。

 PA株の4.5%を外国人投資家グループに1.2億バーツで売却し、その後、PAの外資出資比率上限(49%)に抵触しない範囲で株式を追加売却する。投資家グループの詳細は明らかになっていないが、総額13億バーツを投じ、49%まで買い進める予定という。

 京都の土地は金閣寺の近くで、04年に6.6億円で購入。高級ホテルチェーン、アマンリゾート・グループと組み、5つ星ホテルを建設するはずだった。

 ナチュラルは97年の経済危機で200億バーツ以上の負債を抱え経営破たんし、その後、債務の株式化・減免、巨額の増資で復活、不動産、地下鉄、金融などに急ピッチで進出した。04年に大株主・元経営陣が証券取引法違反で刑事告発されたほか、国営クルンタイ銀行(KTB)に借入金の返済繰り延べを求めるなど、経営面のトラブルが表面化。以来、手持ちの不動産の切り売りを進めている。11月24日には、バンコク都内で開発中のホテル、サービスパート2プロジェクトをバーレーンの投資家グループに売却すると発表した。
《newsclip》