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反政府派皆殺し? タイでまたラオス系人殺害

2006年12月14日(木) 20時02分(タイ時間)
【タイ】タイ字紙タイラットによると、13日夜、東北部ウボンラチャタニ市の長距離バスターミナルで、ラオス系米国人の60代の男性2人が銃で撃たれ死亡した。犯人は30?35歳くらいの大柄、色黒の男で、至近距離から消音器付きのけん銃を発砲し、オートバイで現場から逃走した。事件当時、周囲にはバスの乗客など10人近くがいたという。

 殺害された2人は旧ラオス王国の元軍人と元警官。家族総勢9人で米国からラオスに里帰りし、帰国のためバスでタイに戻ってきたところだった。

 ラオスでは共産党政権に反対する勢力や少数民族によるテロが散発し、2000年には同国南部の出入国管理事務所が反政府武装勢力に襲撃される事件が起きた。事件後、タイに移り住んだ反政府勢力メンバーの殺害事件が相次ぎ、タイラットによると、03年以降だけで25人が死亡した。今年もウボンラチャタニでラオス系米国人の夫婦が殺害されたり、北部チェンマイ県でラオス系米国人の一家8人が消息を絶つなどの事件が起きている。

 ラオス系米国人夫婦の殺害事件では、5月にタイ警察がタイ人の男2人を殺人容疑で逮捕した。2人は、ラオスの組織から依頼を受け、これまでに反ラオス政府組織のメンバー17人を殺害したと供述したとされる。駐タイ・ラオス大使は連続殺人への同国政府の関与を否定。捜査のその後の進展は明らかになっていない。
《newsclip》