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「抗日英雄」は共産党と同義、情報相が発言=マレーシア

2006年12月18日(月) 12時39分(タイ時間)
【マレーシア】マレーシアのザイヌディン情報相が17日、サラワク州とヌグリスンビラン州の華人墓地に抗日英雄記念碑が設置されていることについて、「記念碑は共産党を記念したものだ」と発言し、波紋を広げている。華字紙星洲日報などが伝えた。

 マレーシアは建国直後、共産党ゲリラの掃討に苦しんだ経緯から、当時のマラヤ共産党に対する拒否感が今でも根強い。また、ゲリラは華人が主導しており、戦時中の抗日運動とも関係が深いとされる。

 ザイヌディン情報相は「マレーシアが来年独立50周年を迎えようとしている時期に無神経で、国民の団結を阻害するものだ」と記念碑を批判。「国民は共産党がマレーシアにとって最大の敵であることを歴史から学ぶべきだ。歴史上の記録にも抗日英雄が共産党に属していたとの記述があり、共産党と抗日英雄は同義だ」と持論を展開した。

 これに対し、華人団体は「情報相が抗日英雄記念碑を共産党記念碑と見なしたことは歴史の歪曲だ」と強く反発している。
《newsclip》