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「暴落は群集心理」 タイ中銀総裁が逆切れ?

2006年12月21日(木) 02時16分(タイ時間)
【タイ】株価暴落で浮上した責任論を、財務省、タイ中央銀行は無視する構えだ。暴落は「投資家の群集心理」(タリサー中銀総裁)が原因で、「株価がほぼ回復した」(プリディヤトン副首相兼財務相)以上、問題はないと主張。バーツ高是正には、株式相場の低下もやむを得ないという立場だ。

 一方、外国のメディア、金融機関には、タイ政府の経済政策運営能力を疑う論調が目立つ。ニュースクリップが取材したタイの企業家数人もほぼ似た意見で、実業界での政府の信用は大きく低下したようだ。

 今回の株価暴落では、規制策そのもの以外にも、タイ証券取引所(SET)など関係機関に事前連絡、相談がなかったこと、規制策の詳細が今に至るまで不透明なことなど、様々な問題が浮上している。経済政策担当者の発言も理解に苦しむものが多く、政府の実務能力への疑念が強まった。
《newsclip》