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Hitachi Industrial Technology (Thailand)

2006年12月26日(火) 02時25分(タイ時間)
——沿革について
 1977年、Hitachi Consumer Products (Thailand)の前身「U.E.I.日立」内でタイ国内市場向けにモートルの生産を開始。1989年、同社の部門会社として、Hitachi Industrial Technology (Thailand), Ltd.が設立されました。96年に事業拡張のため、カビンブリ工業団地内に移転し、現在に至っています。この間、(株)日立産機システム分社独立による同社への株主変更、生産品目拡大を経て、現在は(株)日立産機システムのタイ製造拠点として、上記産業用モートルをはじめボルテックス・ブロアー、および配線用遮断器・電磁開閉器を製造しています。従業員数は約700名。販売の方は、日立アジア(タイランド)の産業機器部門が担当となります。

——(株)日立産機システムとは?
 日立グループの産業機器部門が2002年に分離独立、モートル、ポンプ、変圧器、コンプレッサー、インクジェットプリンター、インバーターなど、日立ブランドの産業機器の製造・販売・サービスを受け持ちます。製造拠点は、日本国内4カ所、海外は弊社タイ、中国南京のほか、マレーシア、フィリピンなどに構えます。

——製品について
 弊社主力製品であるモートルは、(株)日立製作所の国産第一号創業製品で、約100年の歴史があります。同様に配線用遮断器・電磁開閉器も約50年の歴史を経ています。両製品とも歴史的に「古い」製品ではありますが、その間、材料・生産技術の進歩、独自優位技術の開発、蓄積ノウハウなどを反映した、極めて「新しい」製品として世に送り出されてきました。写真は、その典型で、後方の大きなモートルは1910年製の日立1号機(3.7kW)、前方の小さなモートルは最新シリーズ「ザ・モートル(3.7 kW)」ですが、現行機は1号機に対し、容積は18%、重量は20%となっており、100年間の進歩がうかがわれます。我々はこれら歴史ある製品に携われることに、非常な誇りと責任を感じています。この技術革新は、今なお研究所レベルの基礎・応用研究として続けられていますが、この長い歴史の中で培われた圧倒的競争力を有する「新技術の集大成」が、現在の弊社に注がれています。これからも日本の開発部門をはじめ、各部門と連携しながら、最新技術で、お客様に満足いただける製品の生産を続けてまいります。

——販売先は?
 売上は、その20%がタイ国内、80%が日本を含む輸出となっています。弊社製品は、お客様の製品の一部品として内蔵されることも多く、間接輸出品として全世界に届けられます。そのため、ドイツTÜV工場認定、中国CCC工場認定を取得し、RoHS対応製品も製作するなど、グローバルな対応を続けております。輸出先としては、中国、台湾をはじめとしたアジア地域はもちろん、中近東、アフリカ、南米など広範囲に亘っており、今後も拡大を図ってまいります。

——顧客対応に関して
 単相小容量汎用モートル、低定格遮断器であれば、中国といった第3諸国が安価な製品を製造、市場シェアを確実に広げており、弊社の競合となりつつあります。一方、お客様の製品競争力を上げるための専用品は、お客様により仕様がすべて異なるため、相当な設計技術力が求められ、さらに仕様が異なる製品を圧倒的な高品質、低コスト、短納期で大量生産する設備・技術も必要とされます。これに対応するため弊社では、日本人、日本留学・設計経験のあるタイ人からなる強力な設計部門と試作部門を有しております。これにより、タイ国内では、日系、非日系を問わず言葉の障害を全く気にすることなく、きめ細かな打合せを進めることができ、試作機提供迅速化によるお客様の評価期間短縮、評価結果フィードバックの確実性等評価をいただいております。また量産以降も、ISO9001(2000)をベースとした徹底的な品質管理と、前述の生産技術力で安定供給を行っております。

——環境保全にも積極的に取り組んでいらっしゃいますが?
 弊社グループのスローガンが、「環境・省エネに貢献する日立産機システム」です。新技術、新素材を常に取り入れて環境改善製品を開発することはもちろん、環境保全活動として、省エネ、省資源、化学物質管理、リサイクル推進などによる環境負荷低減に貢献していきます。日本国内生産拠点である習志野、中条両事業所が共にエネルギー管理優良工場として経済産業大臣賞を受賞しており、弊社もタイの「ものづくり」拠点として、ISO14001をベースとした委員会活動の中でエネルギー管理、環境保全に取り組んでいます。

——製造拠点としてのタイをどうみますか?
 ご存知のとおり、タイは自動車、家電などの世界的な製造拠点です。日系をはじめとする各国のメーカーが集結し、これを支えるための様々な材料、部品、加工メーカーがあります。弊社製品を構成する材料、部品は極めて多様で、その調達に非常な努力を要しますが、タイはその加工ツール、設備も含め恵まれた調達環境にあると考えています。同時に、多くの装置、システム、設備などに必要とされる極めて基本的なキーコンポーネントである弊社製品の重要な市場でもあり、絶好の輸出拠点となっています。もちろん、良質な労働力も魅力です。カビンブリ地区に移転して10年。この間、弊社は労働環境の充実などにより、優良な労使関係構築に努力してまいりました。本年、「労働安全・福利厚生・職場環境優秀事業所」として3年連続表彰を受けましたが、長年の努力が評価されたと考えております。また、12月にはTIS18001取得を予定しており、一層の労働環境改善に努めます。

——今後について
 今年は20億バーツ強の売上予測、来年以降は月産2億バーツ達成を目指します。先の、タイ中銀発表の来年度GDP伸び率予測4.5?5.5%への上方修正、世銀発表の東南アジア新興国・途上国・地域の同7.3?8.7%等、市場は拡大基調にあります。これら伸張市場に向け、圧倒的に優位なお客様対応力と、タイという地の利を活かし、市場攻略をめざします。タイ生産拠点として、目標はアジアNo.1のサプライヤーです。「モノを安く造るための海外進出」という時代は終わり、今後は「より付加価値の高い、お客様の痒いところに手が届く製品」を世に送り出すことが、私どもの務めと思っています。
——ありがとうございました

産業機器製造販売
Hitachi Industrial Technology (Thailand), Ltd.
住所:610Moo 9, Kabinburi?Korat Rd. (K.M. 12), T. Nongki, A. Kabinburi, Prachinburi 25110
電話:0-3720-4276?81
ファクス:0-3720-4282?83
ウェブサイト:http://www.htachi-ies.co.jp
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