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エカポップ・カンジャナウィーラ医師

2006年12月29日(金) 12時31分(タイ時間)
Aekpop Kanjanavere, M.D.

 1977年、バンコク生まれ。マヒドン大学医学部卒業。マヒドン大学付属ラマティボディー病院で脳神経外科を修める。東北部コンケン中央病院などを経て、2005年11月から東部チョンブリ県のサミティヴェート・シーラチャー病院に勤務。

——脳の病気について

 脳の障害の原因は事故による損傷だけではありません。慢性的な頭痛、激しい頭痛、めまい、視界のぶれ、吐き気、手足のしびれ、てんかんなどの症状は脳血管障害のサインと考えられます。これらの症状が現れたら医師の診断を受けることをお勧めします。生死に関わる恐れがあるからです。ほかに、糖尿病や心臓病を患っている人、脳血管障害患者が家族にいる人なども同様です。脳の病気は遺伝性があるからです。

 脳血管障害のうち9割が脳梗塞、あとの1割がクモ膜下出血といわれています。

 脳の病気の治療方法には薬物療法と手術があります。手術が必要なのは脳血管障害、脳腫瘍、水頭症、頭部外傷による脳の損傷などです。

——日本人患者について

 日本人は人当たりが良く、医師の治療方針に従順ですね。いつでも医師を尊敬し、どんな治療に対しても前向きで協力的だとほかの医師の評判も上々です。

 現在のところ当院の脳神経外科に来院する日本人患者は多くありません。主に事故に遭った患者がX線検査を受けに来るくらいです。

 統計によると、日本人に最も多い脳の病気はクモ膜下出血です。これは10万人中5?10人と、近隣アジア諸国に比べると5倍もの発生率です。クモ膜下出血はほかの脳血管障害と違い、前兆がないまま動脈瘤が破裂する病気です。軽度の症状ではクモ膜下出血だと気付かないことが多いのですが、適切な治療を施さないと命を落とす恐ろしい病気です。

糖尿病、高血圧などが原因と考えられています。家族に患者がいる場合も発生率は高くなります。シーラチャー近辺にお住まいで病気が心配な方、遺伝性が気になる方は是非当院でご相談ください。

——サミティヴェート・シーラチャー病院脳神経外科について

 専属医2人と契約医2人の4人で担当、私は脳外科手術の全責任を負っています。私の診療時間は火?土曜日の朝8時から夜8時までですが、時間外でも緊急手術の際には私が手術を指揮します。ほかにも、執刀医、麻酔医を含む医療チームは急患に備えて24時間態勢で待機しています。

 当院の特長は、X線コンピュータ撮影装置とMRIという2種類の設備が調っていることです。MRIは1億バーツを投じて11月に導入したばかりです。県内の病院では当院のほか、バンコク・パタヤ病院にしかありません。

 X線コンピュータ撮影とはデジタル画像化したレントゲン写真で、撮影は5分ほどで済みますが細部が明確に写りません。一方MRIは撮影に30分ほど要しますが、脳の細い血管にできる動脈瘤の有無が詳細に記録できます。

 そのほか、手術室が5室、ICU(集中治療室)が1室あります。ICUはガラス張りの仕切りとモニターで、いつでも患者の容態に目を配れるようになっています。

——ありがとうございました

Samithivej Sriracha Hospital
Tel: 038-320-300
Fax: 038-324-123
E-mail: japanese@ssh.samitivej.co.th
《newsclip》