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前首相の報道減らせ、タイ軍政が放送メディアに指示

2007年1月11日(木) 02時01分(タイ時間)
【タイ】タイ軍事政権の国家安全保障評議会(CNS)は10日、テレビなど放送メディアの責任者を集め、タクシン前首相に関する報道を減らすよう指示した。前首相が顧問弁護士を通じ公開した手紙が大きく報道されたことが、軍政幹部の機嫌を損ねたもよう。

 軍政の圧力に対し、タイ・ジャーナリスト協会は強く反発。前政権与党の愛国党、ライバルの民主党も、報道統制反対で足並みをそろえた。

 軍政・暫定政府は経済面で失政が続き、株価暴落を招いている。イスラム過激派のテロが続く深南部問題、前政権の汚職追及でも目立った成果がなく、支持率は急降下中だ。事態が思った方向へ進まないことへのあせりが、報道統制に向かわせたようだが、メディアから「これではタクシンと一緒」(タイ字紙記者)という批判を浴びる結果となった。
《newsclip》