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大手銀SCB、貸出2割増で3位に浮上 シン買収が追い風

2007年1月19日(金) 13時17分(タイ時間)
【タイ】タイ王室系の大手行、サイアム・コマーシャル銀行(SCB)が06年中に預金、貸出を急激に増やし、カシコンバンクを抜きタイの銀行業界で3位に浮上した。シンガポール政府の投資会社テマセクによるタクシン前首相一族の持ち株会社シンの買収で、買収資金の一部をテマセクに融資したほか、前首相一族が取引で得た733億バーツの大部分を同行に預金したためとみられる。

 SCBの06年末の預金残高は前年比27%増の7921億バーツ、貸出残高は22%増の7476億バーツ(不良債権比率3.4%)だった。06年度の営業利益は前年比21%増の254億バーツに伸びたが、貸倒引当金51億バーツを積み増すなどし、最終利益は30%減の133億バーツ。

〈サイアム・コマーシャル銀行〉
1904年に現王朝の王族が設立したタイ最古の商業銀行。97年の経済危機で経営が傾き、公的資金の注入を受けた。主要株主は財務省、王室財産管理局。
《newsclip》