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通信大手トゥルーCEO、スパチャイ・ジアラワノン氏

2007年1月28日(日) 15時16分(タイ時間)
 巨大財閥、CP(ジャルーンポーカパン)グループの現総帥、タニン・ジアラワノン氏(謝国民)は初代の謝易初の4男だったが、未来を見通す才能を認められ、第2世代のリーダーとなった。そのタニン氏の5人の子どもの4番目が、ジアラワノン家の次代のリーダーと目されるスパチャイ氏だ。

 スパチャイ氏は1967年3月24日生まれ。小学校時代に1年間台湾のアメリカン・スクール、中学、高校は米国に留学し、中国語、英語の力と国際性を身につけた。仕上げとして米ボストン大学で金融学を学び、89年からCPグループのビジネスの前線に立った。

 最初の職場はオランダ資本と合弁の会員制ディスカウントストア(DS)、「マクロ・トレード・センター」。翌90年にはベルギーの化学・製薬大手ソルベイとの合弁ポリ塩化ビニール樹脂(PVC)メーカー、ビニタイ(VNT)に移籍した。

 92年にバンコク首都圏で固定電話、簡易携帯電話(PCT)を手がけるテレコムアジア(現社名トゥルー)に移り、94年にテレコムアジア副社長、99年に社長に昇格。同年、フランステレコムとの合弁携帯電話会社、TAオレンジ(現社名トゥルームーブ)の最高経営責任者(CEO)にも就任した。

 台湾の小学校で商売の実習をし、初めて「商品」を売ったのが原点。大学時代にはボストン在住のタイ人(当時500?600人)とボストン大学在籍のタイ人学生(同40人)の組織を作ろうとしたが、思わぬ苦労を重ねた。「外国にいるタイ人をまとめるのは大変だとわかった。いい経験になった」という。座右の銘は「一分一秒を無駄にするな」。
《newsclip》