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タイ、マレーシア首脳が非公式会談

2007年2月12日(月) 13時53分(タイ時間)
【タイ、マレーシア】タイのスラユット首相とマレーシアのアブドラ首相は11日、タイ南部のプーケット島で非公式に会談し、貧困に苦しむ両国国境地帯の経済開発を進めていくことで意見が一致した。両首脳は12日にバンコクで公式首脳会談に臨む。

 スラユット首相は、イスラム教徒が多いタイ深南部3県の平和回復に向け、マレーシア側に協力を求めた。これに対しアブドラ首相は、 国境地帯の共同開発戦略が立案されているが、進展は当初の期待より遅れているとして、実行可能で効果的なプロジェクトを優先すべきとの認識を示した。また、クランタン州ジェリとナラティワート県バンブケタを結ぶ橋りょう建設が進んでおり、今年9月にも完成見通しとなったことを歓迎した。

 マレーシア国営ベルナマ通信によると、アブドラ首相は、バンコクポストの書面取材に対しても、タイ深南部の経済発展を加速し、情勢の安定化を図るため、タイ政府と緊密に協力していく意向を改めて示した。また、イスラム教徒が多いタイ深南部の事情を考慮し、若者や宗教教師の育成でも協力に意欲を見せた。

 アブドラ首相は「マレーシアはタイ深南部で起きていることに深い関心を抱いている。対立は敏感で複雑な問題で解決に時間を要する。安定が確保できれば、大きな繁栄に向けた経済活動の拡大が可能となる。安定と繁栄がもたらされれば、持続的な平和の確保がより現実となる」などと指摘した。
《newsclip》