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大手銀、反タクシン・メディア株を創業家に「返却」

2007年2月16日(金) 08時50分(タイ時間)
【タイ】商業銀行大手カシコンバンクは16日、新聞大手マネジャー・メディア・グループ(MGR)の株式20.54%をMGR創業家のリムトーンクン家などに270万バーツで売却すると発表した。カシコンは04年末に、不良化した債権数億バーツの株式化でMGR株を取得しており、今回は事実上債権を放棄し、株を元の株主に返した形になる。

 MGR創業者のソンティ・リムトーンクン氏はタクシン前首相追放運動の口火を切り、05年後半から06年前半にかけ、街頭デモやMGRの新聞、ウェブサイトでタクシン氏を激しく弾劾した。最近になり、総理府管轄のテレビ局で同氏が主役のトークショーがゴールデンタイムで放送を始め、反タクシン勢力の「褒美」といううわさが流れていた。

 MGRはタイ字経済紙「プージャッカーン」の発行元。90年代後半に英字紙や通信衛星などに事業拡張を図り失敗し、20億バーツを超える負債を抱え経営破たんした。04年末に債務株式化を行い、カシコン、クルンタイ銀行(KTB)など金融機関が株式の過半を取得した。06年1?9月期業績は、総売上高3億2200万バーツ、最終赤字600万バーツ。依然として4億バーツ近い債務超過となっている。

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《newsclip》