【シンガポール】シンガポールのカジノ総合リゾート開発業者に選定されたマレーシア企業ゲンティンは、マカオのカジノ王、スタンレー・ホー氏と提携意向を示したことで、シンガポールでのカジノ免許取得に暗雲が漂い始めた。
シンガポール内務省は27日、ゲンティンがシンガポール政府の同意なく、ホー氏との提携に踏み切ったことに不快感を抱き、「ゲンティンに自動的にカジノ免許が与えられるわけではない」とする声明を発表した。内務省はゲンティンとホー氏との関係について精査した上で、免許発給の可否を判断する方針だ。ゲンティンは3月1日にカジノリゾートの開発契約を正式に結び、49ヘクタールの用地代金の残金をシンガポール政府に支払う予定だった。
ホー氏を含む投資グループは今年1月、ゲンティン傘下のスタークルーズの株式6.99%を取得。見返りにゲンティンとスタークルーズはホー氏がマカオで経営するカジノ付ホテルに75%を出資することで合意していた。ホー氏はマカオでカジノやマッサージパーラーなどを運営する大富豪だが、マフィアとの関係などダーティーなイメージが付きまとい、シンガポール政府の不興を買った模様だ。
シンガポール上場のゲンティン関連株は28日、世界株安の影響も重なり軒並み暴落した。ゲンティンは本拠地マレーシアでのカジノ事業の先細りが予想される中、シンガポール事業に活路を見出しており、カジノ免許が取得できなければ大打撃となる。
◇カジノ免許は「未発給」=シンガポール観光局
一方、シンガポール観光局は28日、カジノリゾート開発権を取得したゲンティンと米ラスベガス・サンズに対するカジノ免許について、「延べ床面積の半分が完成し、客を迎える準備が整った段階で申請が可能になる」との見解を表明。開発業者には現時点でカジノ免許が発給されたわけではないことを明確にした。
サンズは昨年5月、ゲンティンは同年12月にそれぞれカジノリゾート開発権を獲得している。
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