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カンボジアのイスラム教徒、タイ深南部へ

2007年3月20日(火) 21時50分(タイ時間)
【タイ】タイ治安当局によると、陸路でカンボジアからタイに入国しタイ深南部に向かったカンボジア人イスラム教徒が3月1?20日だけで367人に上り、カンボジアに帰国したのがこのうちの10%に過ぎないことが明らかになった。タイ字紙コムチャットルク(電子版)が報じた。

 深南部に向かったカンボジア人イスラム教徒は大半が18?30歳で、男性が226人。入国目的は、深南部に住む親せきを訪問するとの答えが多かったという。

 カンボジアのイスラム教徒の大半を占めるチャム族は、19世紀以降、一部がタイ深南部やマレーシアのクランタン州に移民した。現在も人的な交流があり、カンボジアのイスラム教徒がタイ深南部やマレーシアのイスラム学校に通うことも珍しくないという。

 カンボジアのイスラム過激派の実態は明らかになっていないが、2003年に、同国内でイスラム教を教えていたとされるタイ人やエジプト人など外国人30人近くが国外追放処分を受け、国際テロ組織の浸透工作という報道が流れた。同年、軍用ライフルやグレネードランチャーなどをトラックで運んでいた深南部のイスラム教徒がカンボジア国境近くで逮捕される事件もあり、長期の内戦で国内に兵器があまっているカンボジアとテロが深刻化するタイ深南部のつながりを懸念する声が浮上した。
《newsclip》