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タイ軍政、バンコクで非常事態宣言検討

2007年3月28日(水) 12時09分(タイ時間)
【タイ】タイの前政権支持勢力が毎週末バンコクで反軍事政権集会を予定していることについて、軍政トップのソンティ陸軍司令官は28日、バンコクでの緊急事態宣言発令をスラユット首相に提案したことを明らかにした。緊急事態が発令された地域では、令状なしでの捜査・逮捕、電話の盗聴、報道の検閲などが可能になる。

 前政権では数百?数千人規模の反政府集会が徐々に拡大し、数万人規模の街頭デモに発展した。ソンティ司令官はこうした事態を懸念し、早い段階で制圧すべきと判断したもよう。記者団に対しては、「治安が維持できなければ投資、観光に影響する」と説明した。セーリーピスット警察長官代行も、緊急事態宣言に原則同意する考えを示した。

 軍政は昨年9月のクーデター後、タイ全国で戒厳令を敷き、1月26日にバンコクなど41県で解除した。タクシン前首相の支持勢力が強い北部チェンマイ、東北部ブリラム、国境地域などの35県は依然戒厳令下にある。
《newsclip》