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「2大政党の解党濃厚」 タイ検察幹部

2007年3月29日(木) 11時33分(タイ時間)
【タイ】前政権与党・愛国党など5政党が無効となった昨年4月の総選挙での選挙違反に問われた裁判で、タイ検察庁のアタポン報道官は29日、愛国党と前野党・民主党という2大政党に解党命令が出る公算が大きいという見通しを示した。これまでのところ、両党とも説得力のある反論ができていないとしている。裁判は5、6月に結審し、年内に予定されている総選挙前に判決が下る見通し。

 愛国党については、軍事政権トップのソンティ陸軍司令官が解党を示唆。同党のジャトゥロン党首代行も、解党になる公算が大きいと予想していた。解党命令を受けた党の役員は参政権が5年間はく奪される。

〈愛国党〉
警察官から実業界に転進し、通信事業でタイ屈指の富豪となったタクシン・チナワット氏が98年に設立。バラマキ型政策を前面に出した選挙手法と巨額の資金で01年の総選挙で歴史的な大勝を納め、政権樹立後はタクシン氏の政策実行力と派手なパフォーマンスで高支持率を維持。中小政党の吸収・合併で、05年の総選挙ではタイ史上初の単独過半数を制した。しかし、強権政治に不満を強めた都市中間層の一部と、利権を奪われた旧勢力が反対に回り、06年9月の軍事クーデターで政権崩壊した。

〈民主党〉
第2次大戦後間もない1946年に設立されたタイで最も古い政党。保守中道の王党派で、90年代には当時党首だったチュアン・リークパイ現党顧問会長が2度首相を務め、政界をリードした。現党首はアピシット・ウェーチャチーワ氏。
《newsclip》