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反タクシン街頭デモのソンティ氏、名誉毀損で実刑

2007年3月29日(木) 12時42分(タイ時間)
【タイ】テレビ報道によると、大手経済紙プージャッカーン創業者のソンティ・リムトーンクン氏が前政権与党・愛国党のプームタム・ウェーチャヤチャイ元副運輸相に対する名誉毀(き)損罪に問われた裁判で、タイの刑事裁判所は29日、被告に禁固2年、罰金20万バーツの実刑判決を下した。ソンティ氏は保釈保証金10万バーツを納付し即日保釈された。

 ソンティ氏はもともと愛国党支持派だったが、05年に入り突然、タクシン前首相の退陣要求運動を開始。新聞、テレビ、ウェブサイトなどを使った政権攻撃と街頭デモで、前首相を窮地に追い込んだ。プームタム氏に関しては、衛星テレビやウェブサイトで、「共産主義者で民主主義を破壊しようとしている」などと批判した。

 昨年9月の軍事クーデターでタクシン政権が崩壊すると、ソンティ氏は、経営破たんで金融機関の手に渡っていたプージャッカーン・グループの株式を破格の安値で買い戻すことに成功。また、国営テレビ局チャンネル11のゴールデンタイムでトークショーのホストを任され、一部では、「タクシン追放の鉄砲玉役として褒美をもらった」とうわさされた。

〈プームタム・ウェーチャヤチャイ〉
53年生まれ。チュラロンコン大学行政学修士。70年代の学生運動指導者の1人。鉱山、化学品などの会社を経営した後、政界入り。タクシン政権で愛国党副幹事長、副運輸相などを務めた。
《newsclip》